憂鬱な雨の日の過ごし方 

自分のペースでだいじょうぶ

Q.私は、梅雨の時期や雨が降ると身体がだるくなって何もする気がしません。気分は憂鬱になります。梅雨の時期や雨の日を気分よく過ごす秘訣はありますか?(60代女性)

A.70年代に活躍した兄妹デュオのカーペンターズ。彼らのヒット曲に「雨の日と月曜日は」という曲があります。

 「雨の日と月曜日は、私はいつも落ち込むの」というフレーズがあり、雨の日の憂鬱な気分を歌っています。
 雨の日は、たいていの人は憂鬱な気分になるのではないでしょうか。女性なら髪型が決まらない、肌がベトベトする、靴が濡れる等など物理的なことからもやもやしたメンタルといった具合に。


 あなたは、近年注目されるようになった「気象病」という言葉を聞いたことがありますか?
 気象病は、気圧、温度、湿度によって起こる体の不調のことです。


 症状は、頭痛、肩こり、めまいなど身体的なものから、鬱のように精神的なものまでさまざま。主に自律神経の乱れが原因といわれています。


 どんな症状も○○病といって片づけるのはどうかと思いますが、この季節にそのような症状が出る人が多いので病名がついたのでしょう。


 気象病にならないために、日々どんなことに気を付ければいいのでしょうか。それは、まず自律神経を整えることから始めましょう。ゆっくり温かいお風呂に入る、気分がすっきりするペパーミントなどのアロマを焚いてリラックスする、しっかり睡眠をとるなどです。


 また、気象病になりやすい人は、脳や神経に情報を伝える役割の内耳のセンサーが敏感なので、耳を引っ張ったり揉んだり温めたりすることも効果的です。


 私は、気象病だから…といって家にこもって悶々とするのではなく、モールなどへショッピングにでかけたり、映画を観に行ったり、くつろげるカフェでお茶をしたり気分転換をするのもいいかもしれませんね。
 どうしても症状が重いときは、一度、医師や薬剤師に相談してみて下さい。


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