6月15日(土)16日(日)
八千代市民会館
昨年、第13回関東地区和太鼓選手権大会で13年連続金賞を受賞した県立八千代高校和太鼓集団「鼓組」。現在の3年生、36代目の引退公演である第28回鼓組夜祭「栞」が八千代市民会館で、6月15日(土)16日(日)の二日間、開催される。
「鼓組」は、1990年6月に、現在も指導に当たる外部講師の太田雅人さん(59)によって同校吹奏楽部内に和太鼓部隊「吹奏楽部鼓組」として結成。2005年に吹奏楽部から独立、「鼓組」として活動開始した。メンバーは創立34年の現在、36代目18人、37代目12人、38代目17人の計47人。第38回全国高等学校総合文化祭(茨城)では「文化庁長官賞」(全国第二位)を受賞。実力派の高校生和太鼓集団。
今回の「夜祭」では鼓組の定番曲「獅子~勝田の獅子舞~」以外にも、その代ごとのアレンジが加わり、毎年違う表情の舞台を演出する。さらに今年は、部長の役割の、36代目組頭(くみがしら)で同校3年の吉鶴啓汰さん(17)作曲の「おぼろげ」も披露される。
「迷いや暗闇に陥った時、どこかにあるおぼろげな光をイメージした。出口の見えない道を進み続ける時でもその光を信じ、自分の道を進められることを願う意味を込めた」と、吉鶴さん。
鼓組ではチームトップで「顔」となる最高学年になる時、自分たちの代のテーマを決める。36代目は互いを支えあい、思いあう「想」を掲げ、活動してきた。顧問の野中伸康教諭(63)も「36代目は、他者への思いやりを常に忘れず行動出来る集団。彼らの演奏を支えている大きな力になっている」と話す。引退公演はすべての一打に「想」を込めての上演となる。
■第28回鼓組夜祭「栞」
▽6月15日(土)開場 16時15分、開演17時。6月16日(日)開場13時45分、開演14時30分。
▽会場:八千代市市民会館大ホール。
▽チケット:1階席2000円、2階席1000円。八千代市市民会館と勝田台文化センターで発売中。またはローチケ。