みんな大好き!「むしケーキ」 -木村屋總本店柏工場 

湯気をあげるつくりたてのむしケーキ

 日本人の主食は米だが、近年は老若男女、パンを食べる人が増えている。パン屋の数も年々増加していく中、日本のパンの開拓者であり文明開化の象徴だったのが、木村屋總本店だ。今年、創業154年を迎える老舗。


 木村屋と言えば「あんぱん」。それは、日本が生み出したソウルフードと言えるだろう。開発当初、その珍しさや美味しさが認められ、明治8年、明治天皇に献上されたというお墨付き。


 木村屋のパンは、三越や高島屋などの有名デパートなどの直営店26店舗、関東近郊のスーパーやコンビニ約7500店舗で販売し、身近な存在になっている。


 柏工場は、昭和45年に創設。物流の便が良いことなどで柏の地が選ばれた。ここでは、1日あたり平均約19万個ものパンが製造されている。柏工場のイチオシは、大人気の「むしケーキ」。卵、砂糖、乳製品などを配合した生地を低温で長時間寝かせることにより、まろやかな口当たりに蒸し上がる。


 「むしケーキ」は、むしパンというよりも、しっとりとしたケーキを食べているような食感がおいしさの秘訣。半分に切ってフルーツやホイップクリームなどをデコレーションしてミニケーキとしても楽しめる。

プレーンをはじめ、チョコ、宇治抹茶など季節によっても新商品が開発され好評だ。

工場併設の売店「きむらやらむき」では特売品が買える


 柏工場にある直売店「きむらやらむき」では、リピーターの多い「むしケーキ」を始め、人気のどら焼きなどが、お得な価格で購入できるとあって連日訪れる人が多い。午前中に売り切れることもある盛況ぶりだ。


(取材・文=高井さつき/写真=高井信成)



■木村屋總本店柏工場 直売店「きむらやらむき」
柏市新十余二14‐1 ☎04・7131・3285
11時~13時30分、14時30分~16時(土日祝日休み)