「地元にある竹林の良いところ、困ったところを子どもたちにも知ってもらおう」
我孫子市にある「北星照ラス」で、3月20日に開催された里山体験(主催:公益社団法人 柏青年会議所 後援:柏市教育委員会 運営協力:合同会社 EDGE HAUS / 奥手賀ツーリズム NPO法人 住み良いまちづくり研究所)に、柏市の小学4年生~6年生、35人が参加した。
「北星照ラス」(根戸城址の森 我孫子市根戸1343)は、北柏駅南口から徒歩約7分ほど。手賀沼が見下ろせ、金塚古墳や根戸城が残る歴史ある場所だが、長年手つかずの状態で鬱蒼とした竹林になっていた。2022年より地元有志と3つのボランティア団体(きたかしYP、三月のひまわり、住み良いまちづくり研究所)が整備を開始。現在では、映画の上映会やコンサートが開催されるなど市民の憩いの場所になっている。
「竹はとても成長が早いので、あっという間にぐんぐんと伸びて、他の植物が生えるための日光を奪ってしまう。整備されていない竹林は荒れ果てて畑を荒らすタヌキなどの動物の住処になったり、犯罪の温床になったりしてしまいます」と、奥手賀ツーリズムの油原祐貴さん。

竹害について学んだあとは、竹林整備体験と竹燈籠づくり。





参加者の桑原大知くん(藤心小・5年)は、「大きい竹でも以外と軽くて驚いた。破砕機の音と振動がすごかったけど砕いたあとはスッキリして気持ちよかった」と笑顔を見せた。
子どもたちがつくった竹燈籠はライトアップして柏神社で展示される予定(4月6日まで)。ぜひ足を運んでみて。
(取材=松原美穂子)