スペインで昨年11月2日から7日に開催されたボディビルの世界大会「IFBB世界男子選手権大会」で、印西市出身の川中健介さん(東海大学3年)が173㌢以下級で第4位に輝いた。
ボディビルとの出会いから国内大会での優勝、そして世界の檜舞台に立つまでについて、話を聞いた。
「中学2年の頃、体が細かったので強い体を作り上げたいとジムに通い始めたのがきっかけ。知識もなかった高校生の頃にボディフェイスジムの渡邊信義会長の導きにより、高校3年の時、全国高校ボディビル選手権大会で優勝したことは大きな自信になった」。
ボディビルの魅力については素質ではなく、トレーニングをやればやるほど結果として体に表れ、筋力がつくところと話す。「毎日早寝早起きの規則正しい生活を心がけているが、体を休めることも大事」と穏やかな口調で、体づくりのための毎日を語ってくれた。
川中さん自身が誇りに思っている賞は、と尋ねると「2022年の世界大会4位と国内でのオーバーオール優勝(各階級の優勝者から選ばれた総合優勝)。特に後者は2021年階級6位で悔しかったので、努力の成果が実ったという点で一番うれしかった」と胸の内を話す。
さらに「何事も継続して意味がある。ほとんどの人は続かないで止めてしまっているのではないか。楽しくやることも続けるコツの一つ。ときにはプレッシャーもある方がよい」と自分を心理的にうまくコントロールする技術も身につけている。
今後の目標は「大学の顧問である有賀誠司先生の下、2023年IFBB世界大会での優勝」と熱く語ってくれた。
写真:EastLabsPhoto