SDGsな1dayワークショップ
ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館
抽象水墨画家の荒井恵子さんの「白ト黒ノ間-いろいろのいろ墨のいろ-」と題した企画展が8月から先月まで開かれた。
墨で描いた作品を子どもの目線に立ち、浮遊感溢れる展示でたいへん好評だった。
会期中、幼児から中学生を対象にしたワークショップを2回開催。参加者は園内に植えられた、和紙原料の楮や三椏を見学。和紙を漉くためのトロロアオイを畑で抜いた。
その後、座学で和紙の成り立ちを学び、丸や四角、変形のオリジナル和紙を漉く体験をした。心の中の感情、見えない気持ちを、水を使って和紙に描き、薄墨をつけた刷毛で浮き上がらせるという技法で作品制作を行った。
出来上がった自らの作品を手に持ち、グラデーションで展示された100枚の荒井さんの作品の間をランウエイに見立て、ウオークして観客に見せた。参加した子どもたちは「墨」の面白さ、楽しさをおおいに体感する一日となったことだろう。
※ 写真:作品を手にする参加者と荒井さん