このシールを見かけたら

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  保護した行方不明者はQRコードで家族へ連絡

認知症によるひとり歩き(徘徊)等で行方不明になる人にGPSを持たせるサービスがある。

持っていれば確かに居場所が分かるが、現実問題「本人に持たせるのが難しい」「有料だと負担が…」と言う声が利用者に聞かれると言う。

 そこで我孫子市では、認知症によるひとり歩き(徘徊)での事故の未然防止などの安全面と、見守る側の家族の精神的負担を軽減するため、高齢者等が保護された際に発見者が早期に家族と連絡をとることができる「見守りシール」を無料で配布している。

 見守りシールとは、家族とやり取りするための伝言板にアクセスするQRコードがプリントされたシールのこと。

QRコードは携帯で読み込むと、家族に連絡できるインターネット上の『伝言板』が表示される仕組み。

 認知症の方の衣服や靴・杖などの持ち物に貼って使用するシールは、対象者1名につきシール40枚(耐洗ラベル30枚、蓄光シール10枚)を交付。

 シールを利用するには我孫子市の「各地区の高齢者なんでも相談室」へ申請希望の連絡をし、申請が必要となる※下記一覧参照。 このシールが多くの人に認知されれば、発見者も増え、24時間365日早期に家族と連絡が取れ、交通事故等の回避にも繋がる。現在、このシステム導入の自治体も増えてきている。(2020年8月12日現在、東葛まいにち配布地域では、他に松戸市も導入済)

■注意点見守りシール交付の対象者は、次のいずれにも当てはまる方

①要介護又は要支援認定を受け、在宅で生活されている我孫子市民の方②認知症による高齢者のひとり歩き(徘徊行動)により警察に通報・保護されたことがある方※65歳未満の若年性認知症の方も対象。

●問い合わせ:我孫子市高齢者支援課 ☎04-7185-1112

我孫子北地区高齢者なんでも相談室 ☎04-7179-7360(月~土、第1日曜)、我孫子南地区高齢者なんでも相談室 ☎04-7199-8311(月~土、第2日曜)、天王台地区高齢者なんでも相談室 ☎04-7182-4100(月~土、第4日曜)、湖北・湖北台地区高齢者なんでも相談室 ☎04-7187-6777、布佐・新木地区高齢者なんでも相談室 ☎04-7189-0294(月~土、第4日曜)