2024年11月16日(土)、第33回関東高等学校駅伝女子大会が、群馬県前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場周辺コースで開催された。
今大会から8都県の予選優勝チーム以外の中で北関東地区(茨城、栃木、群馬、埼玉)と南関東地区(東京、千葉、神奈川、山梨)の最上位の計2校が全国大会の出場権を得る。
南関東地区は、1区(6km)から成田高校の今西紗世選手が区間2位の南関東最上位で2区へリレー。その後も4区まで南関東最上位をキープし5区へ。5区(5km)村上美優選手は一時、神奈川2位代表の川崎市立橘高校に並ばれ、中盤はリードを許すも終盤に大きく突き放した。区間2位(16分49秒)と好走し、総合4位(1時間10分34秒 南関東地区2位)でゴールした。
南関東地区1位(総合3位)の市立船橋高校は千葉県大会優勝校。すでに全国大会進出を決めているため南関東地区は、成田高校が全国大会の出場権を得た。
東葛地区出身の2選手に話を聞いた。
3年 今西紗世さん(流山市立八木中出身) 1区(6km) 19分38秒(区間2位)
4月末から6月末までケガでまったく走れなかった。昨年までは走れない期間は、焦りはあったが、今年は前向きに考えてリフレッシュできたのがよかった。ライバル校との差を広げた面はよかったがラストスパートの苦手な部分が出て区間賞を取れなかったのは悔しい。千葉県高校駅伝は調子がよく区間賞は取れた。以降は調子を落とさないように気をつけて今日まで仕上げてきた。
小学生の頃からテレビで全国高校駅伝を見ていた。2018年の成田高校1区風間歩佳(当時2年)さん(現資生堂)の区間3位の走りが印象に残っている。走っている姿がかっこいいと思い、風間さんに憧れて成田高校へ入りたいと思った。
全国高校駅伝は支えてくださった方々へ感謝の気持ちを持ちつつ、全員で全国の舞台を楽しみたい。
1年 守屋咲希さん(鎌ヶ谷市立第四中出身) 4区(3km) 10分12秒(区間6位)
今日の出来は80%。最低でも10分10秒を切りたかったが、2秒届かなかった。2kmから3kmの間で上げられなかったのが課題。千葉県高校駅伝以降は食事面や規則正しい生活を心がけ、ランニングフォームも意識をして今日まで準備してきた。
中学時代に成田高校の体験練習に参加したときに松澤誠先生が1人1人をしっかり見ていて、先輩方の雰囲気がよく「ここでやれば強くなれる」と感じて進学を決めた。全国高校駅伝は10分10秒を絶対に切り、順位を上げていいかたちで次の区間をつなぎたい。希望区間は3区。登り区間ではあるが、前傾姿勢の私には向いているコースだと思う。
(写真・文=さとる)