日本で1番いい環境を探して -総合格闘家 太田忍 選手

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 柏市に世界トップに君臨する人物がいるのをご存じだろうか。


 2016年リオデジャネイロ五 輪レスリング グレコローマン59㎏級銀メダリストの太田忍選手。レスリングでオリンピックや世界選手権を通し数々の成績を残してきた彼が、新たな挑戦をするために柏市に拠点を移したのだ。


 現在、総合格闘家としてRIZINを舞台に活躍する太田忍選手は、レスリング時代に自身が経験した「世界を獲るためには日本で1番いい環境で練習する必要がある」という成功体験から、総合格闘技のジムを探していた。そして浅倉カンナ選手、扇久保博正選手らが所属するMMA常勝軍団「パラエストラ柏」に所属を決めたのだ。


 柏の好きなところは?と聞くと、「美味しいごはん屋さんがたくさんあるところ」と言う太田忍選手。特に『こってりらーめん誉』のつけ麺が好きなんだそう。


 他にも美容室は「Oz」、体のメンテナンスは「TRYMARK CONDITIONING 」。
 「柏の方々に助けてもらいながら強くなっている実感がある」と話すように、すっかり柏市民として馴染んでいるようだ。

  

■アスリートが活躍する場を増やしていきたい


 日本ではマイナーな競技ともいえるレスリングから総合格闘家に転身した理由は、もちろん世界を極めた者の次の挑戦というのは大前提ではあるが、そもそもアスリートが活躍する場を増やしていきたいという思いもあったからだ。


 自分が活躍し、目立つことで、総合格闘家またはレスリングといったバックボーンにある競技が注目され、結果的にそれが日本のスポーツシーンを盛り上げる要因になることを夢見ている。


 総合格闘家としての戦績は2勝1敗。まだまだ新しいステージでのキャリアはスタートしたばかり。今後の太田忍選手にぜひ注目してほしい。