介護保険というと、高齢者の制度で私には関係ないと思っていらっしゃる方が多いのではありませんか。介護保険の対象は40歳からであることをご存じでしたか?
介護の必要な方をみんなで支えようという制度で、40歳になると保険料の支払い義務が発生し、介護保険制度を担う形になっています。介護認定を受けられるのは65歳からですが、40歳から64歳の方でも特定の疾病のある方は対象になります。
では、介護保険で受けられる支援とは何でしょうか。例を挙げると、在宅ではホームヘルプサービスで身体介護(食事、排泄などの介護)生活援助(掃除、調理,買い物などの支援)を受けられます。デイサービスでは要介護者の生活の質の向上を目的とし、日中介護施設に通い、食事・入浴・機能訓練などを行いますが、介護者の負担を軽減するものでもあります。
また、介護施設には特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などがあり、入所されて生活支援を受ける制度などがあります。では介護保険サービスを受けるにはどうしたらよいのでしょうか。
まずは市町村の介護保険の担当窓口に申請することになります。お近くに地域包括支援センターがありましたら、そこで相談に乗ってもらうこともできます。
どこにあるかわからない、市役所も遠くて出向けない時は、いつも利用しているかかりつけ薬局で相談してみて下さい。現在、薬局薬剤師の多くが在宅介護医療に関わっています。
生活支援が必要だけどどうしたら良いかわからない、何から始めたら良いのか分からない等ございましたら、是非一度ご相談下さい。一緒に介護保険の利用について考えてもらえますよ。
担当薬剤師 まり松戸薬局 斎藤博美
問☎047・360・3600 一般社団法人松戸市薬剤師会