記録的な猛暑となった今年の夏。暑さのピークが過ぎたこの頃から夏の疲れが出てくる時季です。気候の変化で疲れている自律神経をケアして、芸術・スポーツ・グルメの秋を楽しむために、こころと身体を整えていきましょう。
まず、家庭でできる整え方として簡単なのが、お風呂タイムでリセットすることです。真夏でも入浴が大切だと言われていますね。それは、日中に受けたストレスや運動で高まった交感神経を、リラックスしたときに優位になる副交感神経の働きに換えてくれるからです。
お湯の温度は、少しぬるめの38~40℃、時間は5~10分くらいを目安にしましょう。よりリラックスするために電気を消してアロマキャンドルを焚くのもおススメです。キャンドルの灯りを見つめ、ゆっくり湯船に浸かっていると心が落ち着きます。
入浴で一度深部体温を上げておくと2時間後には、下がってきます。その時が眠るには最適な時間。ですから眠る2時間前にお風呂に入るのがベストでしょう。
次は、眠りについて。夏の熱帯夜で夜中に何度も目が覚めたり、なかなか寝付けなかったりと睡眠も乱れていませんか。睡眠の質が下がって「睡眠負債」がたまっています。その負債を失くすために、今の時季からがぐっすり眠るチャンスです。
眠りには、脳が起きている(夢を見ている)状態=レム睡眠、脳が眠っている(疲れを回復している)状態=ノンレム睡眠があります。ちょうど寝入ったばかりの時間帯に深いノンレム睡眠がやってきます。その時間にぐっすり眠ることが大切。
心地よい眠りに入っていく「眠りスタート」を走り出すために、枕元でラベンダーのアロマオイルを嗅いだり、好きな香りのお香を焚いたりすると自然と穏やかな眠りに入っていけます。
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