ふなばしアンデルセン公園の植栽(グリーンコーディネート)担当、藤田司さんに聞く

東葛まいにち

 旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が選ぶ「日本の人気テーマパーク部門」で、並みいる強豪を抑え全国3位にもなったふなばしアンデルセン公園。四季折々の草花や樹々が楽しめる公園として、訪れた人に感動と癒しを与えている。その一役を担っている植栽担当の藤田司さんにお話を伺った。

コロナ禍でお家時間が増え、園芸人気も高くなってきました。こちらでは、季節の花々が美しいと評判ですが、藤田さんがこのお仕事を始めたきっかけを教えてください。
 私が、この公園に来て今年で15年目です。大学の農学部を卒業し、学校で学んだ専門分野を生かすために船橋市公園協会へ入り、平成19年にふなばしアンデルセン公園へ異動しました。

こちらの植栽は花の色使い、デザインなどとても美しいのですが、特別に勉強をされたのですか?
 ここで仕事をするようになり、船橋市と姉妹都市のデンマークにあるチボリ公園へ行って驚いたんです。ここは、世界でも3番目に古い歴史ある公園ですが、草花の飾り方がハンギングバスケットを用いるなど立体的でダイナミック、またスケールが大きく迫力がありました。日ごろから気をつけていることは、最新の花チェックや新品種の情報をキャッチすること。まだ発売前、世に出る前の花を植えることもあります。

植栽の流れやそれに係るスタッフはどういう方でしょうか?
 まず、職員の男女数名が「花会議」を開きます。花をどう配置するかのデザインなどは、半年前に決めます。デザインが決まったら、どの場所に何を植えるか、何株植えるかによって種の選別をし、その後生産者さんに種類や数を発注、それから植栽という流れです。約100種類、10万株の花を扱っているんですよ。スタッフの他に約100名のボランティアが花を植えるお手伝いをしてくれています。

花壇に企業エリアがあるのも特色ですね。
 はい、アンデルセン童話にちなみデザインされた「メルヘン企業花壇」、四季折々の草花を企業が出展する「協賛花壇」、企業が育成したおすすめの品種を植えた「見本ガーデン」、草花の肥料を提供している「資材協賛」と4つに区分けされています。各々、個性的な花壇となっていて人気があります。

これからの見どころを教えてください。
 バラ、ラベンダー、アジサイでしょうか。そして、夏に向けて「ひまわり祭り」を予定しています。2カ月間も花を楽しめる新しい品種で作るひまわり迷路などで、みなさんに楽しんでもらおうと計画中です。また、当公園の特徴としては、リピーターの方が多いこと。その方々に喜んでもらえるように1カ月単位で花の入れ替えをしていますので、何度いらしてもいつも新発見を体験してもらえると思います。

華やかな花と緑で公園をデザインする藤田さん


(取材・文=高井さつき/写真=高井信成)


船橋アンデルセン公園(船橋市金堀町525)

※4月29日㈷~5月8日㈰までの入園には日付指定前売券が必要(JTBコンビニチケットで販売)。ただし年間パスポート・入園引換券・招待券・65歳以上の方(証明書提示により入園無料)など例外あり、詳しくはホームページで。