千葉県中学校駅伝大会、男子優勝は我孫子中！女子優勝は香取市立小見川中！

　2024年11月2日(土)、第75回千葉県中学校駅伝男子大会、第39回千葉県中学校女子駅伝大会は千葉県柏の葉公園および陸上競技場で開催された。

　男子1区(3.14ｋｍ)は松戸市立常盤平中3年、薮﨑一心選手が9分03秒で区間賞。10月19日に行われた東葛駅伝1区1位の実力を、県大会でも発揮した形だ。

　2区(3.08ｋｍ)は我孫子市立我孫子中3年、唐木陽大選手が9分14秒の区間賞。1位で3区へリレー。我孫子中は3区から6区まで、4区間連続区間2位以内の安定した走りで後続との差を広げ、55分52秒の大会新記録で優勝した。

　女子1区(3.14ｋｍ)は、2月の千葉県中学新人駅伝1区区間賞の、いすみ市立岬中3年の石川未遙選手が10分27秒で2季連続区間賞。

　2区(2.09ｋｍ)は香取市立小見川中2年、平田彩夏選手が6分59秒の区間賞の1位で3区へリレー。小見川中はその後も1位を譲らず、43分10秒で優勝した。

　男子優勝の我孫子市立我孫子中、女子優勝の香取市立小見川中は、12月15日(日)、滋賀県希望が丘文化公園スポーツゾーン芝生ランド特設コース開催の全国大会に出場する。

　男子は、優勝校我孫子市立我孫子中の監督と選手、区間賞の選手、女子は東葛地区の中学校の区間賞の選手に話を聞いた。

我孫子市立我孫子中　樋口清和先生

　今日は100点満点。6名全員が最高の走りをしてくれた。優勝した東葛駅伝以降は、特別に何かをしたわけではなく今まで通りの練習をしてきた。選手全員が気持ちよく走れるように後押しすることを最優先して全国大会に臨む。

　「全国優勝が目標ですか」と聞くと「各地区の代表が優勝を狙ってくるから簡単に優勝できるとは思っていない。選手が力を出し切ることがなによりも大事。その結果、優勝できたらうれしいし、そうでなかったら相手が強かったということ」

1区3.14ｋｍ　9分11秒(区間5位)　3年　吉川櫂永さん

　1ｋｍを2分55秒で通過し、9分10秒を目標に走った。高い目標を立てたので達成は難しいと思ったが、最後まで諦めずに走ったことで設定タイムと1秒違いで走れてよかった。全国大会は区間賞を取り、チームに貢献したい。

2区3.08ｋｍ　9分14秒(区間賞)　3年　唐木陽大さん

　1ｋｍ3分通過、3ｋｍ9分を目標に走った。設定タイム通りに走れ、最後もスパートできてよかった。区間賞の実感はないが素直にうれしい。まだまだ弱いと自覚している。今後は、もっと速いタイムを出せるように強度を上げていきたい。

3区3.08ｋｍ　9分18秒(区間2位)　2年　岡良暁さん

　8分50秒を目標に走った。そのタイムには達しなかったが、足もとが滑って走りにくかっ中ではタイムは悪くはない。関東大会と全国大会は8分台を出したい。

4区3.08ｋｍ　9分21秒(区間2位)　3年　五社泰至さん

　1ｋｍ3分通過は目標通りに走れた。次の1ｋｍはきつくてペースが下がってしまったが、ラストは切り替えて上げることできてよかった。全国大会を決めることができたので、それまでに3000ｍ8分台で走れる力をつけたい。

5区3.08ｋｍ　9分36秒(区間2位)　3年　西田聖哉さん

　1ｋｍ3分ペースで走るのを目標に走ったが、実際はそれよりは遅かった。次はしっかり走りたい。(雨の中で走ったが)晴れて暑いよりは、涼しくて走りやすかった。タイムは物足りない。関東大会も全国大会も区間賞の走りをしたい。

6区3.08ｋｍ　9分12秒(区間賞)　3年　斉藤渉さん

　3ｋｍ9分切りを目標に走った。タスキをもらったときに後続との差があり、確実に勝ちたかったので、9分00秒に切り替えた。3ｋｍを8分台で通過できてよかった。久寺家中の山本兼澄選手が強くて追われる怖さはあったが、タイムで勝てて自信になる。今までの駅伝も先頭でタスキをもらうことは慣れていたので、いつも通りの走りを心がけた。全国大会は優勝したい。

1区区間賞　9分03秒　松戸市立常盤平中3年　薮﨑一心さん

　昨年の我孫子中の荒井稜司さん(現八千代松陰高校)が出した区間賞タイム9分01秒を目標に走った。最初は集団に引っ張ってもらいついて行き、2ｋｍ過ぎにペースが遅くなり、先頭に出たかったが出られなかった。最後、競技場に入ったときに余裕があった。「絶対に負けない」という気持ちでスパートし後ろを3秒離すことができた。東葛駅伝1区1位で走れたことが自信になり、いい状態でその後も過ごせている。今日も気持ちよく走れた。

　今後の目標は、11月23日(土･祝)都道府県駅伝選考会3000ｍで2位以内に入り、千葉代表で広島(都道府県対抗男子駅伝)を走ること。

3区区間賞　9分07秒　我孫子市立久寺家中3年　大野真吾さん