音楽好きが心ひとつに奏でるハーモニー

ちば湾岸エリア

第2回定演「佐倉シニアアンサンブルかなで」

3月20日(木・祝)14時開演 (入場無料)
佐倉ハーモニーホール 佐倉市

 「佐倉シニアアンサンブルかなで」は3月20日(木・祝日)、佐倉ハーモニーホールで第2回の定期演奏会を開催する。同会は2023年3月に佐倉市に誕生。メンバーは50歳以上の音楽を愛する35名。楽器演奏を楽しみながら月3回の活動をしている。昨年3月には第1回定期演奏会を開催して、好評を得ている。


 音楽愛好家で、楽器を手掛けたことのある人にとっては同好の仲間たちと一体になって音楽を作り上げていくアンサンブルは「響き合う喜び」「表現が拡がる喜び」があって格別のものだ。

長谷川代表


 発足のきっかけは代表の長谷川夏子さんが全日本シニアアンサンブル連盟の松永恒文理事長から、設立の依頼を受けたことから始まる。指揮指導は横林歩さんが引き受けてくれた。横林さんは東京芸術大学器楽科ピアノ専攻を卒業。小中高校で音楽指導の経験を積み、現在は佐倉の他、5つのシニアアンサンブルで指揮、指導を務めている。


 「指揮者の横林先生の情熱溢れる指導の下、この1年でまとまりも出来、気持ちを合わせて美しいハーモニーを生み出せるようになった。シニアが目標を持って音楽を作り上げる楽しみを共有したい。さらに市民の皆さんへ還元もしたい。子や孫にも聞いてほしい。今後は曲のレパートリーを広げて、小中学校でも演奏してみたい」と抱負を語る長谷川代表。

 「初のハーモニーホールでの演奏会で、今から幾分緊張している。昨年4月から練習を重ねてきた。お客様は同世代が多いと思うが、全ての曲で感動して頂けるよう全力を尽くして演奏したい」と、クラリネットの熊澤寿憲さん。


 「オペレッタ『こうもり』はストーリーやそれぞれの場面を想像しながら演奏したいが、今はまだテンポの変化が難しく、拍を数えるのに必死。ウィーンの明るく陽気な雰囲気が出せたらいいな、と思っています」と、チェロの鈴木寿江さん。

 練習風景を取材した記者は、音楽好きのシニアが演奏している姿から、人生は素晴らしいと感動。音楽の持つ力と、メンバーが楽器と音楽に真摯に向き合い、生き生きと音を奏でる姿をぜひ会場で見て欲しい。


◆「佐倉シニアアンサンブルかなで」第2回定期演奏会。3月20日(木・祝)13時30分開場、14時開演。全席自由、入場無料。「佐倉ハーモニーホール」(京成本線京成臼井駅下車徒歩5分)。
▼プログラム:喜歌劇「こうもり」序曲、君の瞳に恋してる、東京ブギウギ、ロミオとジュリエット、さくら(独唱付き)、マツケンサンバ他。(指揮/横林歩さん)。

▽問☏090・4010・7200(長谷川さん)。090・2307・0913(山口さん)。
▼後援:佐倉市、佐倉市教育委員会、社会福祉法人佐倉市社会福祉協議会、 NPO法人全日本シニアアンサンブル連盟、シニアアンサンブル千葉県連盟。