洋の雰囲気 和の心 羽根井ガーデンチャリティーオープンガーデン
佐倉市宮本にある「羽根井ガーデン」は、個人宅のガーデンで、今月17日㈯18日㈰の2日間、オープンガーデンで庭を一般に公開する。
入り口にはドイツ語で「ガルテン グリュウネ ジンホニー」と記された表札がある。「緑奏でる庭」の意味。所有管理するのは羽根井禎敏さん(81)、和子さん(77)夫妻で、庭づくりへの思いを表札に込めたそう。
広さ約500坪(1650平方㍍)の敷地には、羽根井夫妻が50年もの歳月をかけて丹精した木々が風にそよぎ、訪れる人々に安らぎを与えている。手を入れすぎない自然な趣を大切に、洋風の雰囲気と和の心が調和しているところが魅力だ。オープンガーデン開催の5月はバラが見頃。
今年初公開される庭もある。「庭の木々が自然体で、そよそよと風に揺れる様子を感じていただけたらうれしい」。2013年から「NGSジャパン」の庭園福祉活動に賛同、オープンガーデンを始めた。車椅子で訪れた方の「来てよかった」の言葉が何よりの励みになったと言う 。

「50年という長い年月を経て、体力的な厳しさを感じることもあるが、庭の手入れを終え、手がけた庭を眺めながらのお茶や食事の時間は、何にも代えがたい至福のひととき」と話す。オープンガーデン開催の2日間は印西市のお菓子工房「梛(なぎ)」の出張販売もあり、 美しい庭でいただく美味しいお菓子と園主の温かいもてなしが、訪れる人の心を癒してくれるに違いない。入園料は日本赤十字社を通じ、能登半島震災復興支援に寄付される。
▽「羽根井ガーデン」佐倉市宮本269
▽開催日時:5月17日(土)・18日(日)10時~16時
▽入園料:大人500円
▽問☏090・9827・5049(羽根井さん)