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歴博

秋の古典菊、冬のサザンカを愛でる

くらしの植物苑では季節の伝統植物の特別企画として、11月29日まで「伝統の古典菊」を、12月1日からは「冬の華・サザンカ」を開催します。

日本の伝統的な園芸植物を代表する菊ですが、実は日本在来の植物ではなく、遅くとも律令期には中国からもたらされていたと考えられています。

平安・鎌倉時代からは支配階級の間で独特の花が作り出され、宴や美術工芸品、不老不死のシンボルとして親しまれました。やがて、近世中頃以降になると大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や菊細工の見世物が流行したと言われています。

伊勢菊 〈歴博オリジナル)

筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」、花弁のまばらな「肥後菊」、咲き始めてから花弁が変化する「江戸菊」、花の中心が盛り上がる「丁子菊」は古典菊と呼ばれ、当苑では2000年から収集・展示をしてきました。今年は歴博オリジナルの嵯峨菊、肥後菊を含む約170品種がずらりと並び、その美しさを楽しむことが出来ます。

一方、サザンカは日本固有種の園芸植物で、当苑では2001年から収集・展示をしてきました。自生種に近く一重、二重咲きの「サザンカ群」、八重咲きの多い「カンツバキ群」、ヤブツバキの遺伝子を持つ「ハルサザンカ群」と大別され、10月中頃から2月にかけて順に咲いていきます。

サザンカ〈稲妻)

今日に受け継がれている品種は実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は日本の園芸文化の大きな特徴といえます。今年は約140品種を鉢植えで展示しますので、会期中に順次開花するサザンカの多様な花色と形をご堪能ください。

■「くらしの植物苑特別企画」。入苑料100円。

▼「伝統の古典菊」。

10月27日(火)~11月29日(日)。

▼「冬の華・サザンカ」。

12月1日(火)~2021年1月31日(日)。

▼会場:国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑(佐倉市城内町117)。

時間:9時30分~16時30分(入苑は16時まで)。

▽問☎050・5541・8600(ハローダイヤル)。

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