来て!見て!感じて!歴史が切り拓く未来★歴博「日本の食の風景」

歴博


写真:「農家のコビル」田植えどきの楽しい食事風景/昭和30年代/写真提供:芳賀ライブラリ

日本の現在の食文化を形づくってきている歴史的な大きな契機としては、中世の禅宗寺院の料理からの影響が大きいことが知られています。

貴族、武家、有力商人が集住した室町時代の京都では独自の文化が醸成され、そうした中で、武家の饗応料理として発達した本膳料理の形式がととのえられてきました。

一方、近世の江戸の町方では一般の町人たちは蕎麦や寿司、天ぷら、うなぎなどの屋台の店を愛用していたことも知られています。また、旅先や寺社参詣では茶店で楽しむ団子や餅がつきものでした。農村では、田植えの時にオナリと呼ばれる女性が運んでくる昼食や、朴葉飯などの田植え食が伝承されてきました。

現在でも、花見の弁当や団子、祭りの屋台、駅弁やコンビニおにぎりなど、私たちの生活において外でちょっと食べることは多く行われています。

その外でちょっと食べる、いわゆる「そとたべ」は、本膳料理などの格式ある屋内での食とは別の、もう一つの日本の食の風景として注目されます。

本展示では、このような「そとたべ」の歴史と民俗に注目して、外で食べることの意味について、あらためて考えてみます。

◇特集展示:「日本の食の風景―「そとたべ」の伝統―」。

▼会場:国立歴史民俗博物館(佐倉市城内町117)。

▼会期:9月15日(火)~11月29日(日)。

~9月:9時30分~17時(入館は16時30分まで)。

10月~:9時30分~16時30分(入館は16時まで)。

▼入館料:600円。

▽問☎050・5541・8600(ハローダイヤル)。

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