来て!見て!感じて!歴博が切り拓く未来  歴博連載第6回

歴博

ジェンダーの成り立ちとその変化に注目

歴博では、10月6日(火)から、日本列島社会の歴史の中で、性差(ジェンダー)がもってきた意味を考える企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」を開催しています。

「男」と「女」に二分し異なる役割を定める社会は、古代律令国家成立とともに生まれ、中世・近世を経て、政治から女性を完全に排除する近代、そして現代に至っています。それはどんな過程だったのでしょうか。

また、「早乙女」という田植えのイメージがいつ頃誕生したのかを探ってみると、男女の分業のイメージは、時代や地域、国によって全く異なることが見えてきます。仕事やくらしにおける男女の分業の歴史もまた、変化に富んだものでした。

さらに、重要文化財の高橋由一画「美人(花魁)」、錦絵、遊女の日記や手紙、買う男性の実態を示す生々しい資料によって買売春の歴史を通観し、それぞれの社会のもつジェンダーの特徴を浮かび上がらせる展示は、おそらく初めての試みです。

本展示では、まるでおもちゃ箱をひっくりかえしたような多種多様な資料を通して、ジェンダーの成り立ちとその変容の面白さに触れ、誰もが自分らしく生きられる社会を築く手がかりを見つけていただけるのではないでしょうか。

▼企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」。

◇会場:国立歴史民俗博物館(佐倉市城内町117)。

▼会期:開催中~12月6日(日)9時30分~16時30分(入館は16時まで)。

▼料金:一般1000円。

▽問☎050・5541・8600(ハローダイヤル)。

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