「これが朝顔?!変化朝顔がずらり」

歴博

朝顔は夏の朝を飾る草花としてなじみ深く、日本で独自の発展を遂げた園芸植物です。しかし、日本原産の植物ではなく、今から1200年ほど前の奈良時代、遣唐使によって中国から薬草(下剤)として渡来したと考えられています。

日本に渡来した当初の朝顔は青い丸咲きで3つの尖った葉片をもつ常葉(並葉)だったと思われ、その後、観賞用にも栽培されるようになりました。

江戸時代以降の文化・文政、嘉永・安政、明治・大正期など繰り返し朝顔のブームが訪れ、変化朝顔とよばれる、朝顔に見えないような多様な形の花と葉を持つ朝顔が創り出されました。

変化朝顔には、比較的単純な変化をあらわし、種子が出来る「正木(まさき)」と、朝顔とは思えないような変わった葉や花を持ち、種子ができない「出物(でもの)」があり、種子を結ばない変異も現在まで維持してきたことは世界的に見ても特異なことです。

くらしの植物苑では、江戸時代以降に独創的な知識と技術を駆使してつくり上げられた伝統の朝顔を1999年以降毎年展示してきました。今年は、約100系統、約700鉢の変化朝顔などを展示しますので、ぜひ午前中にお越しいただき、伝統の朝顔をご堪能ください。

■くらしの植物苑特別企画「伝統の朝顔」

会場:国立歴史民俗博物館「くらしの植物苑」(佐倉市城内町117)。

会期:2020年7月28日(火)~9月6日(日)9時30分~16時30分(入苑は16時まで)。

※8月10日(月・祝)~16日(日)は8時30分から開苑。

▽問☎050・5541・8600(ハローダイヤル)。

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