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発行日 毎月第1水曜日発行
更新日 2016年7月6日

トップニュース 2016年7月号

 


                   竜房を主宰する陶芸・家明石竜太郎さん

魅力的な力作揃い

「竜房展」

陶芸家 明石竜太郎さん 生徒作品展
印西市 ジョイフル本田千葉ニュータウン店2階 Gallery-J

13日〜18日



 八千代市村上で陶芸教室「竜房」を主宰する陶芸家、明石竜太郎さんの生徒作品展が、印西市牧の原にあるジョイフル本田千葉ニュータウン店2階Gallery-Jで13日から開かれる。陶芸に興味のある人はぜひのぞいてみると良い。クオリティーの高さに驚くはずだ。

 会場には正と制作のモダンなオブジェから染付などの伝統技法まで、独創的で個性豊かな作品が並ぶ。「個性をカタチにする、が竜房のコンセプト。決まったカリキュラムはありません」と講師の明石さん。

  生徒たちは明石さんの指導の下、自分の世界観に従い、作りたいものを目指し、自由で個性豊かな作品制作に取り組んできた。明石さんの工房には磁土室があり、利用できる。他の陶芸教室では経験できない、高度な技法を学べることと、誰もが持ち合わせている感性を引き出してくれるのも特徴だ。

  「陶芸の楽しさを多くの人に知ってもらいたい。僕の経験した技法を生徒さんに包み隠さず教える事で、見た事が無い作品が生まれる」。

 八千代市在住、一級建築士で建築アドバイザーの坂元弘三さん(69)は顔料をのせた壺を出品する。「企業戦士で、専門分野しか知らなかった。フィールドを広げたくて5年前から陶芸をはじめた」と入門のきっかけを話す。

 「明石さんは僕の好きなものを知っていてくれて個性を引き出してくれる。アーティストであり、高い技術を持った職人のようでもある」と話すのは大型バイクで西麻布のスタジオから工房にやってくるカメラマンの海野敦さん(38)。今回は組み皿にもなる壁掛けの飾り皿を出品する。

  明石さんは県立愛知芸術大学陶磁器科、同大学院で染付けを基本に、彫り、色絵、彩磁といったあらゆる技法を修得。伝統技法から独創的なオブジェまで多才で幅広い作陶で活躍。日本陶芸展、日本伝統工芸展などでたびたび入選、高い評価を得ている。

雑誌「陶遊」連載。日本工学院専門学校、非常勤講師。

■『竜房展』
〇会場:ジョイフル本田千葉ニュータウン店2階 Gallery-J。
〇会期:13日〜18日、9時〜19時(初日は14時〜、最終日は16時まで)。

■『竜房』陶芸教室
〇開催日時:毎週水・金・土曜。10時〜12時30分、14時〜16時30分。
〇授業料:月2回コース6000円。月4回コース10000円。入会金10000円。
〇絵付け・陶芸体験教室:2時間3000円(材料費・焼成代込み)。

〇工房住所:八千代市村上1540。
〇申し込み?090・6501・1103     ryubou1540@gmail.com
Facebook:「Ryoutaro Akashi」「陶芸教室 竜房」


 

空のF1〜〜千葉市〜 
木下昌晴 作品展〜市川市〜  
からだのひみつ大冒険DX〜〜幕張メッセ〜 

●空のF1

日本人パイロット・室屋義秀選手念願の初優勝

レッドブル・エアレース千葉2016

6月5日・本戦開催

千葉市

 

 「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」が千葉市美浜区の幕張海浜公園で先月5日、開催された。予選の4日は悪天候のため中止となったが、翌日の本戦は来場者数、約5万人を前に最高時速370キロの迫力満点のレースが繰り広げられた。


優勝は石倉様を手にする室屋選手

 

 03年の初大会から今回で10シーズン目。今年は3大陸7カ国、世界の8都市で開催されるが、日本はアラブ首長国連邦、オーストリアに続き3戦目。レーストラックは1周約6キロで、2周飛んでタイムを競うというもの。海上に設置されたエアゲートと呼ばれる空気で膨らませたパイロンを最先端のプロペラ機が駆け抜けるというスリリングな戦いだ。

エンジン音を響かせ、鳥が空を舞うように自由自在に翼を操り、10Gの重力に耐えて圧倒的なスピードで駆け抜けるレースは圧巻だ。予選を勝ち抜いた世界各国の14名が世界最速をかけて争った。


エアゲートを通過するレース機

 

  中でも、初のアジア人選手として09年から参戦する室屋義秀選手(43)が、1分4秒992で、母国開催のプレッシャーを追い風にして、念願の初優勝を飾った。「皆さんの力によって競り勝てた。言葉は力を持っている。思い続けることで実現できた」と喜びを語る室屋選手は強い精神力と努力で操縦技術世界一に辿り着いた。中央大学航空部出身、グライダーに乗り始めてから25年目の快挙というわけだ。

  「昨年初めて来場し、スピード、迫力に魅了された。室屋選手の初優勝に涙が出た」と東京都杉並区から友人と来場した濱田敬太郎さん(40)。
会場ではレースの合間のアトラクションや様々なイベント、物販なども盛況を呈していた。来年も同会場で開催予定とのこと。室屋選手の活躍を来年も期待したい。


 

 


木下昌晴作品展

 

能・狂言面 

ぎんがホール
7月末まで  市川市



ぎんがホールの根岸さんと(左)と木下さん

 市川市菅野の住宅街にあるぎんがホールで、木下昌晴さん(74)制作の能・狂言面20点を一堂に展示する初の個展が7月末まで、開かれている。入場無料。

 ぎんがホールを主宰する根岸いさおさんが、元会社の同僚で40年来の友人である木下さんの作品を、「力作を多くの人に見てほしい」と企画し実現したもの。

 木下さんが面打ちを始めたのは50歳の時。能面教室に通い始めたのがきっかけ。ヒノキの角材を彫って形を作り、下塗り、磨き、上塗り、彩色を施す。工程が多く「獅子口」という面には目と歯に金メッキをはめるなどして1年近く費やして制作した。

  「彫りには一番神経を使います。口元で年齢を表現しますが、演者の演じ方で表情が変えられるように中間表情にするのが難しい」と木下さん。正面からと下側からと見る角度を変えてみたら、確かに表情が変わって見える。「プロの能楽師に認められ、いつか使ってもらえたらと日々精進しています」と話す。

  木下さんの一番のお気に入りは「若女」(写真)。「酒々井からわざわざ足を運んでくださった来場者がこの面に見入っていた」と根岸さんが話すと、木下さんは顔を綻ばせた。

 ぎんがホールは能・狂言の講座、落語会などのほか、演奏会などのイベントも多く開催されているので、ホール使用中には見学出来ないこともある。事前に電話で確認を。電話047・326・8613(根岸さん)

〇7月16日(土)には「ぎんが亭土曜寄席」を開催。出演は春風亭柳好さん。木戸銭1800円(飲み物付き)。先着30名。申し込みは電話で。
http://www2.odn.ne.jp/gingahall




 

● からだのひみつ大冒険DX』

『キョーリン製薬グループ presents からだのひみつ大冒険DX』

幕張メッセ 16日〜8月28日

 幕張メッセ国際展示場で、アメリカの人気絵本「グロッソロジー」を題材に、全米では1000 万人以上の子供たちが楽しんだ、大ヒットイベント「からだの中のキタナイもの」をテーマに、からだの仕組みを学ぶ、参加体験型科学イベントが開催される。

 「お口のバイキンやっつけ隊」「ガスアタック」などの他、全長約40bの「巨大人体バルーン」が登場。巨大人体の口から入り、耳の構造や胃の役割、小腸から大腸へと、トンネル状のバルーン内を通りながらからだの各部分の働きや構造を学んでいくというもの。

〇日時:7月16日(土)〜8月28日(日)、9時30分〜16時30分( 最終入場は16時)。

会場:幕張メッセ国際展示場 展示ホール10、11。

〇入場料: おとな(中学生以上)1600円(前売1400円)、こども(3才〜小学生)900円(前売700円)、2才以下入場無料。身障者及び同伴者1名は入場無料。

〇主催:からだのひみつ大冒険DX実行委員会。

〇問い合わせ:電話043・296・5500