日本中学新記録を樹立-小寺慎之助選手

スポーツ
2024年7月7日(日)第70回全日本中学校通信陸上競技大会千葉県大会100m決勝

 2025年4月26日(土)~28日(月)、第78回千葉県高等学校総合体育大会陸上競技大会4支部予選会が千葉県立柏の葉公園総合競技場、野田市総合公園陸上競技場で開催された。

 昨年8月に100m 10秒46の日本中学新記録を樹立した小寺慎之助(こてら しんのすけ)さん(習志野市立第四中学校出身)は、市立柏高校へ入学後、初の公式戦となった4月26日(土)100mで優勝し、華々しいデビュー戦を飾った。走りを終えた後に話を聞いた。

市立柏高校1年 小寺慎之助さん

 「100m予選は後半ががたついてしまい、もう一段階上げられなかったが、決勝はスタートから前に出られて予選よりも気持ちよく走れた。向かい風の中で無風の予選よりタイムを上げられたのはよかった(予選10秒74(0.0)。決勝10秒69(-0.4))。4×100mR(4走)も力感なくスムーズに走れてよかった(41秒43)。今年の目標は、昨年、100m高校1年最高記録を樹立した星稜高校の清水空跳さんの10秒26を超えるタイムをどこかで出すこと。全国高校総体は100mの優勝を目指す。先輩方がとても速くて頼りになるので4×100mRは、39秒台を出して全国優勝したい」。

男子4×100mR決勝
表彰式の様子

 市立柏高校へ進学したことについては「ギリギリまで悩んだ。池ノ谷智先生は、私の走りの考え方を理解してくださり、市立柏高校へ入れば強くなれると思い進学を決めた。県内外の高校からも声をかけてもらい悩んだ時期もあったが、昨年、国民スポーツ大会(以下国スポ)に出場後に『千葉県代表として出たい。千葉県に残りたい』という気持ちが強くなった」と話した。

 今後について、「昨年の国スポは走りが崩れてしまい8位となった悔しさがある。今年の国スポは1位を狙って出場したい」と意気込む小寺さん。今後の活躍も楽しみだ。

(取材=さとる)