令和三年度船橋市所蔵作品展

ふれあい毎日

現代美術家 荒井恵子展

船橋三部作―宝成寺・三番瀬・玉川― 

7日(火)~19日(日)

会期中無休  入場無料

船橋市民ギャラリー

 船橋市在住の現代美術家で水墨画家の荒井恵子さんの大規模な展覧会が船橋市民ギャラリーで7日から開催される。

 「船橋三部作―宝成寺・三番瀬・玉川―」と題して、地元船橋をモチーフに制作された3つのシリーズを展開。地域の歴史や自然の魅力、人々の営みを、アートを通して感じとることが出来る貴重な機会だ。

荒井恵子《宙》2013年 茂春山宝成寺蔵
荒井恵子《空》2013年 茂春山宝成寺蔵

 荒井さんは古来からの伝統素材、「墨」を用い、独自の技法と感性で、プリミティブでいながら、モダンな作品を数多く生み出している。

日本で唯一の水墨画専門美術館である富山県水墨画美術館や東京ワンダーサイト、大手百貨店での個展の他、海外でも作品を多数発表。西船橋の茂春山宝成寺、福井県岡太神社・大瀧神社への襖絵の奉納など、エネルギッシュに活躍する注目の現代美術家だ。

 今回の展示は、船橋市が所蔵する絵画をはじめ、映像作品、写真、普段は非公開の貴重な作品なども公開される。

荒井恵子《古代A》2006年 船橋市蔵
荒井恵子《天と地の宴ー古代より》2007年 作家蔵

 船橋市在住の現代美術家の荒井恵子さん(1963年生)は、墨と和紙を用いた水墨表現で自身の感情や想いを抽象表現してきたが近年、作品と場所との関係性を探る取り組みを始めた。

 船橋市民ギャラリーの展覧会場では地元船橋をモチーフにして制作した作品を3つのシリーズに分けて紹介する。

 第1部は西船橋にある曹洞宗の寺院、茂春山宝成寺に奉納した襖絵を展示。寺院空間を再現して、祈りの空間としての襖絵を体感出来る展示になっている。「自身の表現が地域の人々とかかわるきっかけになった」と話す。

 第2部は同市の干潟・三番瀬で、自身の作品を海辺に設置して、2020年の正月に映像作品として制作したもので、完成後初の公開となる。

荒井恵子《息づかい》2020年 作家蔵

 第3部は2020年春に廃業、多くの文人墨客に愛された国の登録有形文化財の老舗割烹旅館「玉川旅館」の建物内部に作品を設置して撮影した映像作品と、写真作品を展示。「大勢の人々が時間を共に過ごした生々しい場所。祝い事などで利用した特別な空間だ」と語る。時空を超えて、荒井作品と同旅館を行き交った人々の営みが、いかに化学反応を起こすかが見どころだ。

荒井恵子《玉川》2021年作家蔵

▽開催期日:12月7日(火)~19日(日)10時~17時。ただし10日(金)17日(金)は19時まで。

▽会場:船橋市民ギャラリー(船橋市本町2・1・1船橋スクエア21ビル3階。京成船橋駅から徒歩5分。

▽問☏047・420・2111。

▼主催:公益財団法人船橋市文化・スポーツ公社。

トップ写真:現代美術家 荒井恵子さん。船橋市内のアトリエにて

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