新型コロナ

ちば湾岸エリア

陽性感染者日記

私は57歳。男性。自営業。タバコは1日1箱、手放せない。妻と二人暮らし。

初日 

土曜の朝、いつものように起きる。「ちょっと熱っぽい」と妻に言うと、「いつから?」と聞かれる。「夕べ寝る頃から」と答えると、すぐに妻が体温計を持ってきて検温。微熱。顔が少し赤いが、他の症状はない。まわりにコロナ患者はいない。風邪かなと思って休む。

2日目

日曜日。熱っぽさは、続いている。味覚はある。大丈夫。疲れだろう。今日はゆっくり休もう。午後、全く体調が回復しない。筋肉痛がひどくなってきた。寒気。検温。37.5度を越えている。まずいな。妻に明日一番で、かかりつけのクリニックに行くよう促される。

3日目

昨晩から熱が下がらない。38度で高止まり。体が痺れる。クリニックに受診したいと電話すると、発熱外来はお昼12時と言われた。12時少し前にクリニックの駐車場に到着。言われた通り、車内で待機。敷地内のテントに案内される。検温。熱は何故が下がっている。ドクターによる問診。熱が下がったが、PCR検査を希望。唾液による検査を行い、2日後の結果を待つことになる。解熱剤を処方される。

4日目

解熱剤が効いて、熱が少し下がった。気分が良い。喜んだのも束の間、午後また発熱。38度。コロナかもしれない不安と体調の悪さに、ついつい妻にあたってしまった。

5日目

朝7時半、クリニックから電話。陽性。この後、保健所から電話があるので、指示に従うようにとのこと。9時、保健所からの電話。自宅で療養することになるらしい。患者には申し込めば、レトルト食品などが千葉県から届くという。申し込んでみようか。仕事関係の全ての予定を延期する。コロナのことを伝えずに。

6日目~9日目

だるい。熱が続く。食事がおいしくない。カレーが甘く感じる。リンゴとバナナだけ食べる。処方薬の服用を止める。

10日目

まだ熱が下がらない。息苦しい。症状が変わらず、しつこい。もうビールもタバコも止めた!

保健所からは毎日同じ質問の電話。機械的な健康観察。逆に質問すると、それは後で…と答えてもらえない。どうやら、看護師や保健師ではないらしい。妻が紹介されたコールセンターへ電話するが、繋がらない。

11日目

やっと熱が下がり始めた。明日、保健所の医師から自宅療養解除の連絡が直接あるとの知らせ。胸が踊る。やっと自由になれる。でも、まだ咳が時々でる。

12日目

保健所の健康観察の電話のあと、自宅療養解除となる。妻は咳が出ていることを理由に、もう少し自宅待機した方が良いと言うが、もう懲り懲りだ。外の空気を吸いたい。6㌔㌘程度痩せて、スマートになった。この体型を維持したい。

  •  *  *

今でも、どこでコロナに感染したのか、全くわからない。ほとんどの行動を共にする妻は元気だ。言えることは、コロナウィルスは厄介でしつこいということ。皆さんも気をつけてください。