幻想的な白い竹林〜四街道市〜 |
ユネスコ無形文化遺産〜千葉市〜 |
竹に魅了されて育成 四街道市 |
四街道市に珍しい白い竹林がある。NPO法人竹研究会理事長の田代武男さん(77)は、みそら地区の約1000坪の土地に竹林を造成、400本ほどの白い竹を育てている。田代さんは高校時代に出合った金明孟宗竹に魅了され、以来竹のことが頭から離れなかったという。 白い竹は黒竹(ハチク)の変種。1979年に久留米市の山中で発見された白い葉の竹で、それを栽培し、移植したもの。「白い竹林といってもすべてが白いわけではなくて一部は青竹。竹は地下茎でつながっていて、白竹は葉緑素がないので光合成が出来ず、青竹が養分を作り出している。おそらく世界でここにしかないものでしょう」と田代さん。 緑と白の入り混じった美しい竹林風景は6月から10月頃までが見頃。竹林は一般的には緑色だが、この竹林のたたずまいは幻想的で驚きの光景だ。 なぜ、竹の青い葉が白くなるのかということについては、1983年にノーベル医学生理学賞を受賞したバーバラ・マクリントック博士が発見した「動く遺伝子」によるものではないかと話す田代さん。 田代さんは白い竹林だけでなく、成田市にも約一万坪の竹林を保有し、金明孟宗竹を母体とした、黄金色の「黄金孟宗竹」や緑地で一部が黄色の「銀明孟宗竹」なども栽培している。その美しさに魅了され「一人でも多くの人にその素晴らしさを知ってほしい」と熱く語る。 さおのすべてが黄金孟宗竹の「黄金たけのこ」は商標登録済みで商品化に期待が高まる。長年、私財を投じて竹について研究するその情熱には頭が下がる。現在一般公開の予定はないが、竹林についての問い合わせは田代さんまで。 ●電話090・2328・0116。(田代さん)
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国指定重要無形文化財 千葉市 |
青葉の森公園芸術文化ホール
国指定重要無形文化財で沖縄伝統芸能「組踊」の特別鑑賞会が10日(土)14時から、青葉の森公園芸術文化ホールで開催される。入場は無料、年齢制限もない。 組踊(くみうどぅい)とは、せりふ、歌、踊りを組み合わせた沖縄伝統の歌舞劇。沖縄が琉球王国であった時代の1719年に中国皇帝の使者を歓待するために初演された。日本の能楽や歌舞伎なども取り入れて創作され、今日まで継承されてきている。 当日は舞台花道のあたりに字幕が出たり、解説が間に入るなど、初めて見る人にも十分に楽しめる内容になっている。
▼第二部組踊 〇千葉市中央区青葉町977-1。
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