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発行日 毎月第1水曜日発行
更新日 2019年2月6日

トップニュース 2019年2

 

 200回記念落語会

新春から連続4回

大和田落語会 
毎月第3日曜開催
八千代市

 


200回を喜ぶ大和田落語会世話人のみなさん

 

 地域寄席としてすっかり定着し、多くの落語愛好家に親しまれている「大和田落語会」が今月17日の公演で200回を迎える。新春1月に始まり、4月までの計4回、200回記念落語会が催される予定だ。


圓馬、小里ん、鯉昇師匠。楽屋まで和やかだ

 

  同落語会は21世紀を迎えた年、2001年4月に第1回を開催、その年の7月、伊藤善雄さんを会長に、正式に「大和田落語会」として発足した。会場は八千代市大和田にあるてんぷらの「丸花」で、月に一日限り寄席の「丸花亭」となる。60人も入るといっぱいになる同店の座敷が会場。席亭は丸花の主人、花嶋一彦さん。毎月第3日曜午後の開催が恒例だ。


伊藤会長(左)と、花嶋席亭

 

  噺家と客席が近く、熱演を間近に見て、感じることが出来、若手からベテランの真打まで登壇し、落語協会、落語芸術協会、円楽一門、落語立川流の4流派の隔たりなく口演されるのも魅力の一つだ。

  「落語の世界は全くの素人だった。ただの呑み助で50代の頃、暇そうにしていたので会長を拝命、皆さんに助けられてここまで来た」と、感慨もひとしおの伊藤会長。1月の記念落語会では花嶋席亭と二人、笑いを取る掛け合い漫才の前座のような挨拶で、爆笑の内、幕が開いた。

  しかし、200回までの期間、苦労も無かったわけではなく「客入りが悪く、サクラで客席に入ったこともあるんだ」と笑う。今では常連が60l以上だが、一般の観客にも人気でチケットが入手しづらいこともある。転勤者で、今も京都や神戸から毎回楽しみに参加する人たちもいる。

  「落語のらの字も知らず、ここで初めて落語を聞いた。以来すっかりファンになり、多い時は月に20回、今でも月に78回は寄席に行く。この席の良さは会の後の打ち上げで、噺家さんと近しく話が出来ること」と話すのは、まさに同会のお母さん的存在の伊藤由美理事。打ち上げは別途実費が必要で、抽選で噺家さん直筆の色紙が当たるなど、お楽しみもある。

  「満20周年に当たる2021年には記念の落語会を、もう少し大きな会場を借りて開催したい」と抱負を語る伊藤会長。毎回、同会の世話人らは裏方の名の通り、客席ではなく、舞台裏で噺を聞く。高座のマイクは客席へ聞かせるためでなく、裏方へのせめてもの配慮のためのものだったのだ。

  世話人の皆さん、200回、お疲れ様でした!20周年には座席に座って、ゆっくりと落語を楽しんでほしいものだ。

◎「丸花亭」木戸銭2500円(当日2700円)、高校生以下1000円。京成線「大和田駅」下車徒歩3分の天ぷら「丸花」。電話 FAX 047・482・2934。
※2、3、4月の記念落語会チケットはほぼ完売。運が良ければ入手が可能。チケットは「大和田落語会」HPのチケットショップから購入できるので確認を。


 

全国でも珍しい水族館での成人式〜鴨川市〜
緒方拳記念館〜四街道市〜 
本埜 白鳥の郷〜印西市〜 
亥年生まれ三人会〜成田市〜 
レッドリボンダンスパフォーマンス〜市川市〜 

●全国でも珍しい水族館での成人式

鴨川シーワールドで鴨川市成人式を開催

〜“笑うアシカ”が最高のスマイルで新成人224名を祝福!〜

鴨川市

 株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都千代田区、須田貞則社長)の基幹施設である、鴨川シーワールド(勝俣浩館長)で1月13日(日)、鴨川市の成人式が開催された。

  鴨川シーワールドにおける成人式の開催は2004年から始まり、今回で16回目。国内では珍しい水族館での成人式は、アシカのパフォーマンスが行われる「ロッキースタジアム」で開催された。今年は224名もの新成人が出席した。

 鴨川シーワールドからは毎年恒例、「笑うアシカ」として人気の「カンジ」による祝福の笑顔が、新成人へのプレゼントとして贈られ、式の終了後には、新成人たちが今日の思い出にと、晴れ着姿で「カンジ」と一緒に笑顔で記念撮影を行った。

 園内では約4万本もの菜の花がこれから見ごろを迎える。菜の花の黄色と、雄大な太平洋の爽快な青色とのコントラストが鮮やかで、ひと足早い春を楽しめます。

「鴨川シーワールド」鴨川市東町1464-18。電話04・7093・4803。
http://www.kamogawa-seaworld.jp



 

●名優を偲ぶ品々

緒形拳記念館

四街道市

名優、緒形拳さんが惜しまれつつこの世を去ったのは2008年のこと。(享年71歳)。味わい深く、しみじみとした人柄や個性的な役柄を演じ、映画や舞台、テレビなどで幅広く活躍した。心に残る数々の作品は昭和を生きた人々の心の奥深くに刻み込まれているに違いない。

 四街道市在住の会社役員、知久光夫さん(72)は夫婦共々、緒形拳さんの大ファンで、1983年頃に友人を介して知り合った。その後、後援者として、また友人として家族ぐるみで親交を深めていき、同家とは死後も変わらぬ付き合いをしている。

  舞台公演の際にはバスをしつらえて大勢で数えきれないほど観覧に出かけた。「楽屋では疲れていても笑顔で冗談を言っていた」と思い出を語る知久さん。

 緒形拳さんは小学生の時に千葉市に疎開、高校2年次まで在住、墓は茂原市にある。千葉にゆかりのある緒形さんの貴重な品々の散逸を避けるため、同市もねの里に2017年、知久さんが自費で記念館を開館した。

  記念館の入り口では優しく微笑む緒形さんの特大パネルがお出迎え。併設のガレージには様々な場面の写真パネルが飾られている。2階には個展開催時に購入した力強い緒形さんの書や自筆の礼状、数々の写真や撮影時に着用していた衣装、限定販売の書籍、直筆の絵日記など1000点以上が展示されている。緒形さんの夫人、典子さんから託された品々も多数ある。時間を忘れて緒形拳の世界に浸ることが出来る空間だ。


味のある書体で書かれた絵日記限定書籍
「臍下丹田(せいかたんでん)」と知久さん

  知久さんの自宅には他にも沢山の品があり、時々展示替えも行うとのこと。別室には緒形さんの長男で、俳優で書家の幹太さんの作品などもある。知久さんは緒形さんから頂いた眼鏡を愛用、常に緒形さんを感じているのだという。

  評判を聞きつけて遠方からの来館者もいるそうだが、現在は知久さんの会社の顧客の予約で一杯だそう。今年1月に記念館の館長が逝去され、知久さんの対応も難しいため、現在新規の見学は中断中で、落ち着いたら再開とのこと。開館が待たれる。

◎電話043・422・0360(ホンダカーズ四街道店)。


 

●本埜 白鳥の郷

今月下旬ころまで
数と種類、国内屈指

印西市

 印西市本埜の10アール余りの水田に今年も白鳥が舞い降りた。今期は10月20日頃に飛来、約600羽を確認、多い時は1000羽の飛来がある。今月下旬までオオハクチョウ、コハクチョウ、アメリカコハクチョウなどが見られる。関東でこれだけの数と種類を見られるところは他にない。

 この白鳥たちを見守り保護しているのが「本埜白鳥を守る会」の10人の会員たちだ。「大きな翼を広げて飛ぶ姿は優雅で癒される。白鳥が皆を笑顔にして幸せを与えてくれている。白鳥の縁で人との出会いが自分をも成長させてくれる」と会長の出山輝夫さん(70)。

  元々は1992年に農業の排水工事をする際に上流の水をこの田に迂回させた所、6羽の白鳥が飛来した。これをきっかけに「白鳥を保護しなければ」と、鳥獣保護員をしていた出山さんの父親が保護活動を始めた。

  運営はすべてボランティア。餌となるくず米は一日に90`で、15時頃に撒く。ほとんどが寄付で賄っているそうだ。

  土、日曜は見学者も多く、近所の荻原夫妻による甘酒のふるまいのほか、朝採れ野菜、人気の川海老や雑魚の佃煮販売がある。中でも生の小魚販売は人気で、朝8時ころから行列ができるほど。

  見学の注意点としては、白鳥は神経質なので、大きな音をたてたり、犬猫を近づけてはいけない。餌はやらないことと、撮影見学は決められた場所でする、農道に駐車の際はルールを守るなど。

◎JR成田線小林駅(徒歩約30分)。ナビ入力の際は印西市立本埜第二小学校近く(印西市笠神1745)。

◎白鳥に関する問い合わせ 電話0476・97・1111(印西市役所本埜支所)。

 

 

●社会人落語家 三遊会

「亥年生まれ三人会」

成田市文化芸術センター

11日(月・祝)


 「笑う顔には福来る!」。成田市文化芸術センタースカイタウンホール3階で11日、社会人落語家による落語会が開かれる。

 落語協会の真打三遊亭圓王門下の、三遊会の社会人落語家5名とマジック1名が出演する。その内、三遊亭端王・王金持・夢王の3人はいずれも亥年生まれ。12時30分開場、13時開演。木戸銭500円。JR・京成成田駅から徒歩1分。成田市花咲町828―11。

◎問 電話090・7183・3541(兼子さん)。

 

●レッドリボンダンスパフォーマンス

2月16日(土)12時〜16時

市川市文化会館大ホール

 市川エイズ等STD(性感染症)対策協議会は、市川市内の医療・教育・民間団体・行政が一体となり、エイズ等性感染症予防の啓発活動を行っている。シンボルであるレッドリボンを掲げ、市川市文化会館大ホールで16日(土)12時から講演とダンスパフォーマンス発表会を開催する。

  第1部は講演会で「ホントに知りたい“性”のはなし。〜ココロとカラダを大切にするって?〜」講師はNPO法人ピルコン理事長の染谷明日香さん。

  第2部はレッドリボンダンス発表会。市内の中高大学生の9チームがいろいろなジャンルのダンスで会場を盛り上げる。

  第3部のスペシャルパフォーマンスでは様々なダンス大会での入賞経歴や三代目J soul brothersのツアーダンサーとして、振付やバックダンサーを務めた経験もあるAerstix sideのアグレッシブなダンスを披露する。

◎会場:市川市文化会館 大ホール (市川市東大和田1・1・5)。
◎電話047・712・8642(市川市 保健医療課)。