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発行日 毎月第1水曜日発行
更新日 2018年12月5日

トップニュース 2018年12

 

シニアパワー炸裂!
昭和歌謡でつづるミュージカル

あんたあの娘の何なのさ
『港のヨーコ』

市川市文化会館小ホール
22・23日

 

 シニア劇団「波瀾ばんばん座」(名倉ゆみこ主宰)の公演が市川市文化会館小ホールで今月22日(土)、23日(日)の2日間行われる。

  演目は『港のヨーコ』。時は現代、所は介護付き老人ホームの「ピチピチ」。ボケ防止のためにミュージカルをするとの設定。懐かしい歌が満載で、思わず相槌を打ちたくなる、ハートフルなコメディだ。

  この劇団は市川市を拠点とする千葉県初の60歳以上のシニア劇団で、今年で発足7年目を迎える。元は地域の朗読教室だったが、他の劇団の公演を観劇したのをきっかけに、メンバーらが中心になって劇団を発足させた。その後は出前公演などをし、着実にファンを増やしてきた。


 練習の合間に3人に方にインタビューする事が出来た。劇団員でオリジナル曲の作曲を担当したテリー高橋さん(66)は今回の舞台での作曲は2回目。「もともと音楽が好きで、定年後にチラシを見て劇団に入ってから芝居を学び、作曲を頼まれた」そう。

  入団1年目の堀内俊雄さん(70)は「去年で仕事が終わり、残りの人生はやりたいことを精一杯やろうと思い、劇団に入団した。日々の練習の中で自分の成長を感じられる」そうだ。

  神田洋子さん(75)は朗読教室から劇団に入団したひとり。「声の出し方や声だけの演技はやっていたが体を使う芝居は初めてで、一から劇団で教わった。ありのままの自分で、のびのびと活動が出来ている」とのこと。

  3人にこの舞台の見どころを聞くと「自分たちと同世代だけでなく、もうすぐシニアになる方や若い世代など幅広く見て欲しい。そして、楽しくやりたい事を精一杯やることができるという自分自身の可能性を感じてほしい」と話してくれた。

  また今回の舞台の作、演出、美術担当の吉原廣さん(68)と、企画、制作、主宰で演出助手の名倉ゆみこさん(51)は「実年齢より40歳は若返るキャストの輝いている姿が毎回の公演の一番の見せ所。自分も輝ける、やりたいことをのびのびやれる、できるんだ!と感じて欲しい。この公演でシニア世代を活気付けられればと思う」と話してくれた。

〇チケット全席自由2000円(当日2500円)。
〇問・予約 電話090・6707・4800(名倉さん)。
nagunaku@yahoo.co.jp