発行エリア 市川・浦安・船橋・習志野・鎌ヶ谷・八千代・佐倉・白井・成田・印西・酒々井・富里・栄の13市町
発行日 毎月第1水曜日発行
更新日 2017年5月3日

トップニュース 2017年5月号

第22回
「卒サラを考える はずんだフォーラム」

(予約不要・自由参加・参加無料)

はずんで生きよう 定年後

船橋市中央公民館
5月21日(日)13時30分〜16時10分
卒サラヒューマンネットワーク NPO法人 船橋市時活村(じかつむら)


「卒サラを考えるはずんだフォーラム」の様子

 定年後の「男の居場所」提供を目指すNPO法人船橋市時活村では今月21日、船橋市中央公民館講堂で今年定年を迎えた人や、すでに定年した一般の人たちを迎えてフォーラムを開催する。

 「自分流に楽しもう10万時間」の基調講演のほか、65才を迎えた人を人生の達人として「達人式」を催し、参加者全員で祝福する。活動紹介のほか、「どうする!あなたの10万時間」をテーマにディスカッション。10万時間とは、生活必要時間などを除く自遊時間14時間×365日×20年(65歳〜85歳)をいう。

 同村では定年になるまで地域社会とのふれあい体験の少ない市民に「ネットワークづくり」や地域の仲間との活動の中で「新しいライフスタイル」が生まれることを目指し、広く市民に参加を呼び掛けている。村民と呼ばれる会員は2月末現在、350名(うち女性55名)で、船橋市や同市に隣接する市町在住者だけでなく浦安や松戸、白井、富里、四街道、東京など、多くの地域から参加者がいる。

 花見やいも煮会、忘年会など、村全体の行事のほかに、ほぼ毎日開催されている自由参加の「一活行事」と呼ばれる活動は農園や料理、囲碁、麻雀、カメラ、ダーツ、旅行、散歩、吹き矢、ハイキング、ゴルフ、水泳、俳句など30以上。個々の行事への参加は自由で、27年度の延べ参加人数は1万302名。参加費は300円+実費で、ほとんどがコーヒー代程度。

 定年後の生き方や職場とは違う人間関係を模索中の人は、ぜひ参加してみてはどうだろう。フォーラムへの参加費は無料。今年2月、地域再生大賞選考委員会が選ぶ「第7回地域再生大賞特別賞」を受賞している。

▽船橋市中央公民館へのアクセス:JR船橋駅南口下車、徒歩7分。
▽主催=NPO法人船橋市時活村。(後援:船橋市ほか)
▽船橋市習志野台1―11―1八田ビル2階。?047・402・2414(月曜〜金曜、10時〜16時)。
http://www.jikatsumura.com/


 

世界に誇る日本刀の美術館〜佐倉市〜 
現代の寺子屋チームよつてら〜四街道市〜  
航空学校合同説明会〜芝山町〜

●世界に誇る日本刀の美術館

「日本刀の色々」展
6月30日まで

公益財団法人 塚本美術館

佐倉市

 


名刀「山姥切国広」の弟子、国正の刀も必見です、と三角さん

 佐倉市にある刀剣類だけを展示するユニークな美術館、塚本美術館で「日本刀の色々」展を6月30日まで開催中だ。

 同館は佐倉出身の実業家、故・塚本素山氏のコレクションをもとに1983年に設立された。刀身400点と外装250点の所蔵品の中から、3カ月ごとに約20点を入れ替えて展示している。

 終戦により伝統的日本文化が海外に散逸するのを防ごうと同氏が日本各地から収集した日本刀や鍔(つば)の数々は貴重な品々ばかり。また、近年では従来からの愛刀家だけでなく、刀を擬人化した人気のゲーム「刀剣乱舞」の影響もあり、若い女性の入館者が激増しているという。

 今回の展示は平安時代から現代の名工までの作品で、時代ごとの刀の作りの変遷を確認することができる。熊本阿蘇神社に伝わる鎌倉中期の名刀「蛍丸」を作った来国俊(らいくにとし)の刀などは見所。刀身に浮き上がる波紋(波型の模様)は12種類あり、それを愛でるのも楽しい。館内の写真撮影が大丈夫なのも魅力的だ。

 「折れないように、と刀工が精魂込めて作った刀から醸し出される生気を感じてほしい」と副館長の三角正人さん。歴史上の人物たちが身を守るために実際に手にした刀は、美しく磨き上げられ、神秘的な光を放っている。入館料は無料。

▽佐倉市裏新町1―4。  電話 043・486・7097。
▽休館日:土、日、月曜と祝日、年末年始。※第3土曜日を除く。
▽開館時間:10時〜16時。
▽アクセス:京成佐倉駅から徒歩約10分。JR佐倉駅から徒歩約20分。駐車場は無料。

 

●子どもたちの居場所

現代の寺子屋

チームよつてら

四街道市


学生ボランティアと四街道地域振興財団の中山敏栄さん(後列右)

 地域の子どもたちの居場所づくりを目的に、2012年から旭公民館で始まった寺子屋事業は、楽しんで学習できる場所として地域の小学生に好評を得ている。14年には学生たちで構成するボランティア団体「チームよつてら」が発足。市内に在学する高校生や千葉大学など地域の大学生を中心メンバーに30名が登録し、四街道市内の公民館などで、さらなる活動を行っている。

 代表の渡邊美月さん(21)は「地域のお兄さん、お姉さんだからこその良さがあるので気軽に参加して」と呼びかける。学習は各々がわからないところや課題などを持ち寄る。休憩をはさんで後半の1時間は体験学習。元教諭の中山敏栄さんの指導の下、切り絵などの体験などが行われる。

 「寺子屋では世代の違う人との関わりが持てるので、学校生活だけでは得られない体験ができる」と学生たち。子どもたちだけではなくボランティアの学生たちにも良い影響を及ぼしている。

 毎月第2、第4土曜に定期的に開催しているのは四街道公民館。その他、旭公民館、千代田公民館、鹿放ケ丘ふれあいセンターでは夏休み、冬休み、春休みなどの長期休暇期間などに学生の企画で開催される。今年の夏休み、旭公民館では7月29、30、31日に開講予定。四街道市外の小学生の参加も大丈夫なのでぜひ参加してみては。楽しい企画が盛りだくさんで、ボランティアに参加してくれる学生も募集中。

▽問い合わせは、メールyotsutera@gmail.comかFacebookで。
▽「四街道公民館」での開講日時、第2・4土曜の13時30分〜15時30分。四街道市四街道1532―17。電話 043・422・2926。

 

●「夢へのフライトプランー航空学校合同説明会―」

航空科学博物館  芝山町

6月10日


 航空人材を育成する学校が6月10日(土)、航空科学博物館に一堂に会して、学校紹介を行う。民間航空業界への進学を希望する学生らに、進路に関する情報をまとめて紹介するまたとない機会なので参加してみてはいかがか。民間航空では世界的レベルの航空輸送の急激な発展に伴い、絶対的な人手不足が深刻で、俗に2030年問題と言われている。

  エアラインパイロットコースを設置する大学、整備関係や客室乗務員コースを持つ専門学校、航空学科を開設する四年制大学など、さまざまな航空分野に関する航空スクールが集まる。入学選抜方法、授業内容、学生生活、学費、取得できる資格、卒業後の進路などに関する情報をまとめてゲットできる。学校紹介プレゼンテーションのほか、学校相談ブースでは受験、授業内容等の相談、学校関係資料の配布が行われる。

■参加校一覧(ABC順)
学校法人翔陽学園成田航空ビジネス専門学校、千葉科学大学危機管理学部 航空技術危機管理学科(CIS)、関東職業能力開発大学校附属千葉職業能力開発短期大学校成田キャンパス、学校法人日本航空学園日本航空高等学校 航空科、学校法人筑波研究学園成田つくば航空専門学校(N-TAC)、日大理工学部航空宇宙工学科、パイロット予備校、東京都立産業技術高専(TMCIT)、東京大学大学院航空宇宙工学専攻。


▽開催日程:6月10日(土)10時〜16時。
▽参加方法:高校生以下入館無料(当日のみ、大人は通常の入館料)。
▽開催場所:「航空科学博物館」(山武郡芝山町岩山111―3)館内外。
▽問:電話 0479・78・0557。FAX0479・78・0560。

mail:info@aeromuseum.or.jp