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発行日 毎月第1水曜日発行
更新日 2016年5月4日

トップニュース 2016年5月号

祝 堂々の300回 念々寄席

ヨッ、待ってました! 花形落語家登場
林家たい平    古今亭菊之丞

寺が地域に笑いと幸せを届けて25年

5月26日 木戸銭1000円  船橋市 大念寺


左:古今亭菊之丞              特別ゲスト  柳家たい平


 弊紙連載の、人気の法話「三宝通信」を執筆する浄土宗の正僧正、大島明さんが住職を務める大念寺で、25年前から毎月欠かさず開催されている「念々寄席」。いよいよ今月26日、記念すべ300回を迎える。

 今回は落語界で若手花形落語家として人気を二分する林家たい平師匠と古今亭菊之丞師匠の2人が登場する。たい平師匠は美大出身の明るいキャラ、笑点でもおなじみ。菊之丞師匠は品の良さと、江戸情緒を感じさせる超売れっ子で、同寄席のご常連だ。
「ここは若手の修練の場」と大島住職。大物が育つことでも知られる念々寄席には二人とも前座、二つ目の頃から高座に上がり、住職や地域の人々の温かい声援の中、話芸を磨いてきた。

  寄席の会場は花に囲まれた同寺の本堂で、本尊に見守られながら落語を楽しむ趣向。「念々寄席」は全国的にも有名な地域寄席で、身近に落語を感じられる贅沢な落語会として、通には知られた存在だ。今回は二人の真打のほか、柳家寿伴、林家あずみが出演する。

  大島住職の実家は大阪城代の墓所で有名な「大念寺」。戦後、寄席が無くて困っていた上方の落語家たちに高座を提供、後の人間国宝、桂米朝や桂春団治、桂文枝などの修業時代を支えたことでも有名。高座に上がった出演者らは、みな出世、落語家の登竜門の寺としての伝統がある。

  さて、念々寄席の仲入りにはロビーで同寺からの好意でお茶や菓子が振る舞われる。一般の寄席では味わうことの出来ない温かな雰囲気が魅力。「薬は飲まずに落語を聞く。念々寄席の日は空けているんだ。何が良いって、出演者が良い。お客も良い、何より住職が良いよ」と落語を地でいくように話すのは、第299回にやって来た常連の船橋市西習志野の池上宏さん(71)。来場者はこの日を楽しみに、遠方からもやってくる。
今月は26日(木)18時から。入場料に当たる木戸銭は1000円。アクセスは「和みの郷霊園」地図参照

  同寺では毎月第一日曜午前中に写経会(会費500円)と法話会(会費無料)を開催。誰でも自由に参加できる。

〇問い合わせ 電話047・439・6547(大念寺)



 

第4回ヤルシェ〜八千代のマルシェ〜〜八千代市〜 
自転車マナー大丈夫ですか〜市川市〜  

●第4回ヤルシェ〜八千代のマルシェ〜

みんなでたのしくブギウギ!
歌って!踊って!アートしよう!
主催・ヤルシェ実行委員会

八千代市

 

7日・8日 
10時〜17時
雨天時開催


 

 国道16号線沿いのやちよ農業交流センターで、人と地域のつながりを体感するイベント「ヤルシェ」が7、8日の二日間開かれる。八千代+マルシェでヤルシェだ。年齢や性別、障がいの有無に関係なく、誰もが一緒に楽しめる体感型のイベントで、様々な企画が用意されている。参加は無料

  手作り楽器のワークショップでは、紙皿を使ったタンバリン(300円)などが制作できる。昨年も好評だった「みんなでピクニックを歌おう」の企画は両日とも12時30分と15時の2回開催。地元出身のアーティストも多数出演し、舞台を盛り上げる。誰でも舞台に上がることができる。舞台上の巨大な布のキャンバスに自由に絵の具で描くイベントは7日の12時45分、15時15分の2回。

 地域のお店を中心に、ベーグル、たこ焼き、ターキーなどの飲食店、野菜の直売、雑貨、フェイスペイントなど約30店が出店。在宅介護の店では血圧測定や介護食の紹介、悩み相談なども。マイ皿、マイ箸、マイコップ、食廃油の回収、食べられる器の販売、これらの内2つの協力者には鈴の付いたチロリアンテープのプレゼントがある。

  「イベント当日だけでなく、ここでの出会いを力に八千代をもりあげましょう」と主催者代表の宮本亜佳音さん(32)。芝生広場ではきっとたくさんの笑顔があふれるはず。ぜひ足を運んでみては。

「やちよ農業交流センター」八千代市島田2076。駐車場あり。

〇問い合わせ 電話047・481・1208(宮本さん)。

 

 


自転車マナー大丈夫ですか

 

通学路は安全か・・・
自転車安全対策に県内初のチーム発足

市川署と市川市教育委員会

 入学式から1カ月が経ち、新1年生は友だちや保護者との通学にも慣れてきた頃ではないだろうか。そんな中、子供たちの通学中の安全が気がかりという親も多い。というのも、昨今は自転車事故や盗難が後を絶たないからだ。


 昨年市川署は改正道交法で定められた自転車運転の危険行為違反により、19件を摘発した。また、管内で昨年発生した窃盗被害の4割が自転車盗であったことを重く受け止め、2月に県内初の「自転車安全対策班」を設置した。

  通勤通学や帰宅の時間帯に駅周辺のパトロールを強化したり、市内の中学、高校と共同で自転車盗の防犯活動を展開し、交通安全の啓発を行っている。

 市川市八幡小学校正門前の道路は商店街になっていて、朝の通学時間、通称北京道りと呼ばれるほど、多くの自転車が猛スピードで走ってくる。そのため、子供たちは道を横切る事ができない。毎朝保護者が2、3人交代で立ち、黄色い旗を持って、自転車を停め、児童を校門へ誘導している。週1回、警察によるパトロールが行われているが、警官がいない時のマナーが悪く、不安は続いている。

 一方、市川市教育委員会では、「通学路安全対策協議会」を設置し、全小学校39校の通学路の点検を実施。具体的には、1年間に10から11校をチェックできるよう、4つのグループに分け、道路状況を調査。交通対策が必要と判断した場合には、警察や道路管理者である県や市と連携して対応する。

  安心安全な街づくりを目指した取組みの輪が、益々広がって、地域に根ざしていくのを願ってやまない。