浄土宗　天上山　大念寺住職

　　　みつけたい、こころの忘れもの

豊かではないけれど、家族を愛し、人を思いやる「こころのぬくもり」のあった時代…
　　　今の私たちが忘れているものを、もう一度みつけてみませんか

　　　未来永劫の安心

　　　よく見て、よく考えて
　　　お墓選びは信頼のおけるお寺、霊園を選ぶこと

超低価格で話題！ 和みの郷霊園

永代祠堂料３万５千円
「新合祠墓」

永代祠堂料10万円
「合同墓」

　　　「直葬」について思うこと
　　　「改葬」について

　
　檀家制度を取らず、宗旨宗派不問、寄付金もないという、かつてない、まったく新しいタイプの「和みの郷霊園」。同霊園を運営する浄土宗正僧正で天上山大念寺の大島��明住職に少子化や生活格差の拡大の中、最近話題の「直葬」（ちょくそう）と、お墓の引っ越し「改葬」について伺った。

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●谷野編集長
　通夜、告別式を行わず、ご遺体を直接火葬場に運ぶ「直葬」が増えているようですが。

●大島��明住職
　葬儀はやはり想いのこもったものであってほしいと思います。時代や環境、経済状況などで考え方に変遷はあるでしょうが、葬儀はお金をかけて華美にする必要はないのですが、様々な“煩わしさ”を避けて簡素にかたよらないよう、故人への感謝を込めたおだやかであたたかい葬送が好ましいと感じております。
心を込めた葬儀は次世代へと引き継がれて、より良い人間関係の萌芽となるのではないでしょうか。

●谷野編集長
　宗教者のお立場から、そもそも葬儀とは。

●大島��明住職
　葬儀は僧侶が未練や悔いを断ってもらうため、故人に引導を渡し、多くの参列者が集うことで、「あなたは死んだのですよ」と、故人に死を知らせる儀式。残されたものがやるのが葬儀で、縁者が故人を温かに囲み、冥福を祈り、感謝を伝え、見送るというもの。

●谷野編集長
　「直葬」は格差社会の弊害でしょうか。

●大島��明住職
　もっと貧しい時代はあったが、人のものを取ったり、ましてや命を奪ったり、弔いもせずに火葬にするなどといったことはなかったのですよ。人に感謝し、悼む気持ちを失ってはなりません。身近な人を喪うという体験を通じてのみ死がわかり、いのちの有限さ、尊さも実感できる。葬儀へのお金のかけ方が問題なのではないのです。葬儀はささやかでも良いのです。

●谷野編集長
　お墓の引っ越し「改葬」について教えてください。

●大島��明住職
　故郷の古い墓地からお骨を移したい、との思いがあっても、ご先祖様のお骨の数によっては改葬や供養の経費負担が莫大になる。
そこで、当寺が運営する「和みの郷霊園」では永代祠堂料３万５千円の『新合祠墓』と、同じく永代祠堂料が10万円の『合同墓』を建立しました。同時に三霊以上の場合、割引もあります。『納骨堂』も建設予定。改葬のほか、子どものいない方や墓じまいをしたい方など、供養墓は驚くほど多くの申し込みがあります。

●谷野編集長
　参拝者も多く、常に多くの供花が上がっていますね。仮にお墓を継承する方がいなくても無縁になることなく安心ですね。

●大島��明住職　
　少子化が進み、供養やお墓のあり方が多様化しています。あらゆるニーズに応えられるよう、価格もタイプもさまざまな供養墓を建立しました。お墓や永代供養墓を選ぶには責任を持って永代にわたって供養してくれる、信頼のできるお寺や霊園を選ぶことです。霊園を訪ねたら、きちんと説明を受け、よく考え、十分に納得した上で申し込むことが大切です。

【大島��明】１９４４年大阪市生まれ。仏教大学・同大学院修了（文修）、浄土宗正僧正。87年12月、船橋市上山町に大念寺開山。08年５月、同市馬込町に新寺移転。13万部突破のベストセラー『死んだらおしまい、ではなかった』（ＰＨＰ刊）著者。

市川・浦安・船橋・習志野・鎌ヶ谷・八千代・佐倉・白井・成田・印西・酒々井・富里・栄

お得に骨董品をゲット

成田山新勝寺門前広場
７時〜16時

　６年前から開催されてきた成田山新勝寺の骨董市だが、より多くの人に親しんでもらおうと参拝客の多い毎月28日の縁日に「開運不動市」と称して定期的に開催されるようになった。（１月を除く）

　 参道を行くと新勝寺総門前の広場では古布、古民具、刀剣、人形、仏像、民芸品など様々な骨董品やアンティーク品を扱う店が並ぶ。出店数は25店舗前後。

　 日本人に混じり、品物をのぞき込むのは外国からの観光客。国際色豊かでまるでヨーロッパの蚤の市の様。近年では台湾や中国、オーストラリアなど海外の観光客も多く、手頃な価格で購入できる一品限りの日本土産としても人気が高い。

　 古布店では江戸時代から明治、大正、昭和の古い着物や帯などが数千円程度からあり、パッチワーク用に古裂を買い求める人も多い。毎回足を運び、お目当ての品物を探し、店主との会話で、知識を増やしていくのも楽しみ方の一つだ。

　 「自分の感性で物を作るプロセスの楽しさや宝物探しのわくわく気分、骨董品の面白さをもっとたくさんの人に味わってもらいたい」と協力団体の骨董企画楽市楽座の代表、高橋實さん（68）。

　 ６月28日は日曜と重なるので８時から「チャリティー掘り出し物市」を開催。売り切れ次第終了。お値打ち価格で購入できるチャンスだ。

電話０４７６・22・２１０２。（成田市観光協会）

市川の小さなジムから世界大会へ　　　　鈴木康之さん
世界大会での活躍が期待される鈴木康之さん（左）と
トレーニングスタッフの錦織さん

　昨年９月に行われた国内最高峰の大会、第19回ジャパン・クラシック・マスターズ・パワーリフティング選手権大会で好成績を収めた市川市在住の鈴木康之さん（49）が今月５日からフィンランドのサロで始まる世界大会へ初出場することが決まった。

　 今回の国内大会ではけがで惜しくも２位だったが、15回大会から４連覇という成績が認められ、念願の切符を手にしたもの。鈴木さんがパワーリフティングを始めたのは約10年前。自宅に近い市川市立信篤市民体育館のトレーニング室で週４日、約２時間のトレーニングで、独学で鍛え上げた。同室は公共の施設なので市川市民なら１時間70円と格安で利用でき、マシンはダンベルやベンチプレスなど15台が設置されている。

　見守ってきた同館のトレーニングスタッフ、錦織法晴さんは「独学でここまでの結果を出すのは素晴らしいの一言に尽きる。正に信篤ジムの星。日本代表として日の丸に恥じない活躍を心より期待しています」とエールを送る。

　大会ではベンチプレス、スクワット、デッドリフトの３種目で得点を競うが、試技が成功か失敗かの判定が厳しく「いかに自分の試技をするか。他選手に与えるプレッシャーなど駆け引きも重要」と鈴木さん。「地域のジムで地道に鍛えながらずっと目標にしてきた世界大会。前回出場したアジア大会とは違い、記録も高く参加人数も多いが、表彰台を目指して頑張ります」と意気込みを見せる。今大会の出場者の実力は皆拮抗しているとの事。存分に実力を発揮し、メダル獲得に向けて成功を祈りたい。