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元気いっぱい「高校生レストラン開店」〜四街道市〜
現代少子化対策〜浦安市〜

●元気いっぱい「高校生レストラン開店」  四街道市

25日 日替わりシェフの店「さくらそう」で県立四街道北高校 クッキング部


県立四街道北高校 クッキング部


 県立四街道北高等学校(橋千明校長)のクッキング部(部員数26名)による、一日だけの高校生レストランが今月26日(木)、市内のレストラン「さくらそう」に出店する。

 初出店は13年12月。以降夏休み4回、冬休み1回、春休み1回と回を重ね、日頃の部活動の成果を発揮する場でもある。「おもてなしの心を大切に」をモットーに石岡設子教諭、加藤弥生教諭、上田良子教諭の3人の顧問の指導のもと、1年から3年までの女子部員26名が、見ても食べても楽しめる工夫を凝らしたメニューでお客様をお迎えする。限定30食、1食800円。

 「レストランを出店することは難しいけれど、お客様の笑顔を見ることが出来てうれしいです」と部長の春田奈都美さん(2年)。これからは文化祭で手作りカレーとマドレーヌの販売や卒業祝い菓子作成、年6回程度の「さくらそう」への出店を目標として頑張っていきたいとのこと。
料理を通じて生徒と地域住民が交流する機会をこれからも温かい気持ちで応援していきたい。HPからも予約可能。予約なしでも席があれば入れる。▽「さくらそう」営業時間11時30分〜14時。四街道市鹿渡933−136。

電話 043・422・1366。






現代少子化対策〜浦安市の場合

 


「カップル誕生なるか!」。実行委員会の細やかなサポートもあり、和やかな会場

  「夫婦の日」の2月22日、舞浜にある高級リゾートホテルを会場に、約200名の男女を集め「婚活in浦安リゾート2015」が開催された。このイベント、実は震災の年の4年前から年2回開催、今回が8回目。

 当日、男性参加者の受付を女性より15分前に行い、会場内で女性が喜ぶ接遇レクチャーを受ける。いよいよ開場、扉が開き女性参加者が入場。なんと100名の男性参加者全員とのハイタッチでスタートする。

 婚活イベントは多数あるが、自治体がこれほど積極的なケースは稀であろう。市が行う婚活ということで、特に女性からの信頼は厚く、25歳から45歳の募集100名の枠に、他市他県からも含め女性だけでも230名の応募があったという。

 一方、主催の実行委員メンバーは浦安商工会議所青年部、浦安青年会議所会員、浦安市職員の20代から40代の若手が中心。主催者は「どうしたら、参加者に楽しんでもらえるか」を研究、従来のやり方にはこだわりがない。

 開会挨拶は28歳の女性副実行委員長、乾杯の音頭も女性。斬新で新鮮、スマートな運びだ。開催のスピーチで、松崎秀樹浦安市長は「浦安は財政力豊かな町。どうしたら、もう一人産んでもらえるかを調べたら、子育てのストレスが課題とわかった。そこで市の財政調整基金から30億円を切り崩し、少子化対策基金を創設した」と話す。

 同市では「子どもプロジェクト事業」と題して妊娠、出産から子育てにわたる切れ目のない支援を行っている。新規事業として、子育てケアマネージャーが母親の話を聞きながら、1歳の誕生日までに3回作成する「子育てケアプラン」などがあり、その際、赤ちゃんグッズやギフトチケットなどが贈呈される。

 また、ホテル内のべビーズフロアでの育児相談や骨盤チェック、アロママッサージ、カウンセリングなど、「日帰り産後ケア」モデル事業も始まり、母体の健康に配慮した魅力的な子育て支援メニューが目白押しだ。

 さて、婚活イベント会場では約1時間のフリータイムと会食後、連絡先を交換したい相手の名前2名をカップリングシートに記入。30分後、めでたくカップルになったのは34組の男女。1カ月後交際が続いていれば、浦安マリーナでのクルージングとバーべキューのチケットがプレゼントされる。ちなみに前回、第7回の1カ月後の追跡調査では、約半数が交際継続中だったそう。

 日本全国どこの地域でも少子高齢化社会を迎え、人口減少は自治体の存続にかかわる大問題である。持続可能な発展し続ける街を目指して、待ったなしの少子化対策が続く浦安市の粋な取り組み。さて、あなたの街は大丈夫?


大奮闘の今野実行委員長と木下副実行委員長