トップニュース 2009年7月号 | |||||||||
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●40年以上続くゆるやかな市民展 はらっぱ展 |
7日から船橋市民ギャラリー 船橋市内にまだ原っぱが残っていた1967年から毎年開催されている市民のグループ展「はらっぱ展」が7日から開催される。プロアマを問わず、油絵、水彩、日本画、版画など様々なジャンルの作品が揃い、今年で43回目を迎える。 第1回会場は北習志野団地内にあったセントラルスーパー(現在は肉のハナマサ)の一角だった。当初は「習志野アトリエ」(柴田静雄さん主催)という画塾の発表会として20人ほどの生徒が作品を持ち寄っていたが、次第にこの地区で絵を描く人たちが集まるようになる。 「会長もいないし会則や年会費もない。やれることをやれる人がやるという姿勢が、ここまで長続きしている秘訣ですね」と事務局長で洋画家の山口忠さん(71)。今回の出展者は約30人で、船橋では一番大きな市民展だという。 「自分たちで会場に柱を立てて竿を渡し、ワイヤーをつって展示した。大きなベニヤ板に看板を描いて公民館の駐車場に貼ってもらった事もある」と、前事務局長で木版画家の松井信彦さん(65)は当時を振り返る。現在の市民ギャラリーでの開催は15年程前から。 今回の展覧会では絵画作品が当たる抽選会や山口さんが描く似顔絵コーナー(無料)もある。「これからは飾るだけの展覧会ではなく、こうした形で皆さんに楽しんでもらいたい」と山口さん。会期は12日(日)まで。10時〜18時(初日13時〜、最終日16時まで)。船橋スクエア21ビル3階。 写真 |
●東洋・西洋医学を融合 婦人科、泌尿器科ほか新設 |
骨盤臓器全体を診る 辻仲病院柏の葉 6月1日開院 大腸・肛門科の専門病院として実績を重ねてきた『東葛辻仲病院』(辻仲康伸院長、我孫子市根戸字堀尻946―1)が先月、柏の葉に新病院を開院した。胃・大腸に婦人科や泌尿器科も加えた骨盤臓器全体を診る病院【辻仲病院柏の葉(TSUJINAKA HOSPITAL)】で、TX線柏の葉キャンパス駅徒歩3分の場所。 同院は(1)専門性・先進性の高い医療(2)国際水準の医療(3)地域の中核となる医療、をコンセプトに大きな特徴としては、「歴史のある東洋医学と西洋の最先端的で専門的な診察治療の融合」とし、具体的には、千葉大学東洋医学教室と共同して、週2回「東洋医学診察日」を設け、生薬も同院で煎じて作る。 さらに、これまでは大腸肛門科、泌尿器科と婦人科(骨盤内臓器を対称にしながらも)はそれぞれが別々に診療されてきていたが、この3つの科をチーム医療として総合的に診断治療していくことで、子宮脱や膀胱脱などの骨盤臓器脱、肛門機能不全、便秘や排便障害などの機能障害の先端的治療に取り組む方針。 建物は鉄筋コンクリート造地上8階建て、敷地面積3300・88平方メートル、延床面積1万2127・19平方メートル。1階に画像診断、時間外救急、薬剤ほか。2階は外来、日帰り手術、化学療法室ほか。3階は内視鏡センターほか。4階から7階までが病棟で病床数198床。8階には富士山や筑波山が眺望できるカフェラウンジや坪庭のあるホテルのような浴室が設置されている。 ▽診療科目=内科、外科、消化器内科、消化器外科、大腸・肛門外科、婦人科、泌尿器科、漢方内科。 |
●「三宝通信」法話 |
浄土宗 天上山 大念寺 『いたらいたなりに、いなければいないなりに。有れば有るなりに、無ければ無いなりに』。 嫌な人が傍らに居たら、一緒に居たくないと嫌悪感が生じ、好きな人や頼りになる人が傍らに居ないと不安感が生じ、必要な物が手近に無ければ不便に思い、不必要な物が身近にあれば邪魔に思う。生きているという事はほとほと身勝手なものです。 病気や借財など無い方が良いと思うものでも『あればあるなりに』地位や財産や名誉など有れば良いと思うものでも『無ければ無いなりに』、その刹那(瞬間)に欲しいとか欲しく無いとか感じても、永い眼で観れば、必要な物不必要な物はないのです。その刹那刹那の感情に流されることなく一生懸命に、『あるがまま』に生きたいものです。 ■1944年大阪市生まれ。仏教大学・同大学院修了(文修)、僧正。87年12月、船橋市上山町に大念寺開山。08年5月、同市馬込町に新寺移転。 |
●楽しくてためになる!親子で楽しむ農体験 |
アイガモ放鳥会 でんぱた舎 初夏の風が気持ちいい6月7日、佐倉市でアイガモ放鳥会が開かれた。 会場は「アイガモ農法」16年目の農業、三門増雄さん(50)の40アールの田んぼ。30羽のアイガモは赤ちゃんから小学校高学年の親子合わせて71人によって放たれた。前回の田植えに続き2回目の開催。三門さんと参加者を結びつけたのがでんぱた舎の寒河江早苗さん(35)。寒河江さんは消費者と農家の距離を縮め、農ある暮らしの良さを伝えたいと3年前に起業。「たくさんの方に本物を見てほしい」と協力農家と農&食体験などのイベントを開催している。 放鳥会当日、田んぼの周辺には裸足で泥んこまみれになって虫取り網を振り回す子供たちの歓声が響いた。参加者の石田朗人君(7)は「鴨を抱っこしたら胸がドキンドキンしたよ」と初めての体験に興奮気味。 この夏の開催予定は以下の通り。親子ですてきな思い出を作ってみてはいかがだろう。 ■イベント情報 写真 |
●東京電機大学「児童のための科学・理科教室2009」 |
テーマは「レンズの不思議を体験しよう」。現象の観察と物づくり(顕微鏡または望遠鏡作成)を行う。 ▽場所=東京電機大学千葉ニュータウンキャンパス ▽参加費=無料 ▼希望者は往復はがきに「夏休み科学教室参加希望」と記入して、参加希望日・参加する子供の住所・氏名・年齢・学年を明記の上、8月4日(火)までに申し込む。応募者多数の場合は抽選。 ▽宛先=〒270-1382 印西市武西学園台2-1200 東京電機大学「児童のための科学・理科教室2009」。 ▽問い合わせTEL 0476〜46〜4111(担当・工学部/曽江) |